Users Guide
電源装置の冗長性
電源装置の冗長性が有効化されると、シャーシ内の 1 台の PSU がスペアとして維持され、PSU のうちいずれかの故障がサーバーまたはシャーシの電源
切断を引き起こさないことを確実にします。電源装置の冗長性モードには、最大 4 台の PSU が必要です。追加の PSU が存在する場合、これらは
DPSE 有効時の電力効率性向上のために活用されます。 冗長性喪失後の障害は、シャーシ内のサーバーの電源切断の原因になる場合があります。
冗長性なし
障害発生時においても、シャーシへの電力供給に必要な量を越える電力が、シャーシへの電力供給を継続するために利用可能です。
注意
: シャーシ要件のために DPSE が有効になると、冗長性なしモードは最適に PSU を使用します。このモードで単一の PSU に障害が発
生すると、サーバーが電力とデータを失う原因となる場合があります。
ハードウェアモジュールの電力バジェット
CMC は、シャーシの電力バジェット、冗長、動的電源機能を設定する電力バジェットサービスを提供します。
電源管理サービスは、電力消費量の最適化、および必要に応じて異なるモジュールに電力を再割り当てする機能を持ちます。
次の図は、PSU 6 台構成のシャーシを示しています。PSU は、エンクロージャの左側から 1~6 番になります。
図 17. PSU 6 台構成のシャーシ
CMC は、取り付けられているすべてのサーバーとコンポーネントに必要なワット数を蓄える、エンクロージャ用の電力バジェットを維持します。
CMC はシャーシ内の CMC インフラストラクチャおよびサーバーに電力を割り当てます。CMC インフラストラクチャは、ファン、I/O モジュール、および iKVM
(
存在する場合)などのシャーシ内のコンポーネントで構成されます。シャーシには、iDRAC を介してシャーシと通信するサーバーを最大 16 台装備できま
す。詳細については、support.dell.com/manuals で『iDRAC ユーザーズガイド』を参照してください。
iDRAC は、サーバーへの電源投入前に CMC にパワーエンベロープ要件を提示します。パワーエンベロープには、サーバーの動作を維持するために必要
な最大および最低電力要件が含まれています。iDRAC の初期推定値は、サーバー内のコンポーネントについての当初の理解に基づいています。動作
が開始され、コンポーネントがさらに検出されると、
iDRAC は初期電力要件を増加または削減する場合があります。
電力の管理と監視
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