Users Guide

使用できる EPP 追加電力は 2700W であり、これはサーバーのパフォーマンス向上にのみ使用できます。
EPP モードは、次の電源関連機能が無効な場合にのみ有効にできます。
最大電力節減モードMPCM
動的電源供給DPSE
サーバーベースの電源管理SBPM
電源の冗長性よりもサーバーパフォーマンスSPOPR
4 つの機能MPCMDPSESBPM、または SPOPRのいずれかが有効になっているときに ERP を有効にしようとすると、メッセージが表示され、拡張
電源パフォーマンスモードを有効にする前に、これら
4 つの機能を無効にするように求められます。拡張電源パフォーマンスモードが有効な場合、他の 3
つの機能DPSESBPM、または SPOPRを有効にすることはできません。これら 3 つの機能のいずれかを有効にする前に、拡張電源パフォーマンス
機能を無効にするように求められます。
シャーシに 3000W AC PSU が搭載されている場合、CMC 4.5 より前のバージョンにダウングレードしようとすると、現在のファームウェアによってダウングレ
ードがブロックされます。これは、CMC 4.5 より前のバージョンの CMC ファームウェアでは、3000W AC PSU がサポートされないためです。
拡張電源パフォーマンスのデフォルトの電源設定
EPP モードが有効になっている場合、または無効になっている場合のシャーシのデフォルト電源設定は次の通りです。
グリッド冗長性ポリシーの 3000W AC PSU 6 台の構成の場合は次の通りです。
EPP 有効 - DPSE 無効、SPOPR 無効、MPCM 無効、SBPM 無効
3000W AC PSU 構成で racadm racresetcfg コマンドを実行すると、電源の構成は次の値にリセットされます。
EPP 無効 - DPSE 無効、SPOPR 無効、MPCM 無効、SBPM 無効
3000W AC PSU 6 台未満の構成の場合は、次の通りです。
EPP 無効 - DPSE 無効、SPOPR 無効、MPCM 無効、SBPM 無効
2700W AC PSU 構成では、次の通りです。
EPP 無効 - DPSE 無効、SPOPR 有効、MPCM 無効、SBPM 無効
2700W AC PSU 構成で racadm racresetcfg コマンドを使用すると、電源の構成は次の値にリセットされます。
EPP 無効 - DPSE 無効、SPOPR 無効、MPCM 無効、SBPM 無効
フレッシュエアーが有効なシャーシの構成では、3000W PSU 2800W として表示され、EPP はサポートされません。
動的電源供給
動的電源供給DPSEモードはデフォルトで無効化されています。DPSE はシャーシに電力を供給する PSU の電力効率性を最適化することによって
節電します。これにより、PSU の寿命を延ばし、熱発生を削減することにもなります。
CMC は、エンクロージャ全体の電力割り当てを監視し、PSU をスタンバイ状態にします。PSU をスタンバイ状態にすると、次が行われます。
シャーシの電力割り当てのすべてを少数の PSU で供給。
高利用率での稼働によるオンライン PSU の効率性の向上。
スタンバイ PSU の効率性および耐久性の向上。
残りの PSU を最大の効率性で動作させるには、次の手順を実行します。
DPSE を使用した 冗長性なし モードは、最適な PSU 台数がオンラインになっており、電力効率性が非常に高くなります。必要でない PSU はスタ
ンバイモードになります。
DPSE を使用した PSU 冗長性 モードも、電力効率性を提供します。少なくとも 2 台の PSU がオンラインであり、そのうち 1 台の PSU が構成への
電力供給を行い、もう 1 台は PSU 障害時のための冗長性を提供します。PSU 冗長性モードは、1 台の PSU 障害に対する保護を提供しますが、
AC グリッド喪失発生時での保護は提供しません。
電力の管理と監視
225