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CMC がグリッド冗長性を維持することができない場合、冗長性の損失 イベントのアラート用に設定されていれば、電子メールまたは SNMP アラートが
管理者に送信されます。
図 14. グリッドにつき PSU が 2 台、グリッド 1 で電源障害
この構成で 1 台の PSU が故障すると、その障害の発生したグリッド内にある残りの PSU がオンラインとしてマーク付けされます。この状況では、冗長グリ
ッドにある
PSU(障害状態ではない場合)が、システムを中断なしで機能させるために役立ちます。1 台の PSU が故障すると、シャーシ正常性が非重
要としてマーク付けされます。小さい方のグリッドがシャーシ電力割り当ての合計量をサポートできない場合は、グリッド冗長性の状態は 冗長性なし とし
て報告され、シャーシ正常性は
重要 と表示されます。
電源装置の冗長性ポリシー
電源装置の冗長性ポリシーは、冗長電源グリッドが使用できない場合に便利ですが、モジュラーエンクロージャ内のサーバーをダウンさせる単一 PSU 障
害からの保護も推奨されます。この目的のため、最大容量 PSU がオンライン予約に維持されます。これにより、電源装置冗長プールが形成されます。
下図は、電源装置の冗長性モードを図解しています。
電力と冗長性の確保のために、必要量を超えた PSU を利用することも可能です。このような PSU は、障害に備えてプールに追加されます。
グリッド冗長性とは異なり、電源冗長性が選択されると、CMC では PSU ユニットを特定の PSU スロットの位置に設置する必要がありません。
メモ
: Dynamic Power Supply Engagement(DPSE)を使用すると、PSU をスタンバイ状態にすることができます。スタンバイ状態とは、PSU
から電力が供給されていない物理状態のことを指します。DPSE を有効にすると、追加の PSU がスタンバイモードになるため、効率性を高め
て節電することができます。
図 15. 電源装置の冗長性:合計 4 台の PSU があり、そのうち 1 台が故障。
メモ
: エンクロージャの電源をオフにした状態で、モジュラーエンクロージャの冗長性ポリシを変更することをお勧めします。
電力の管理と監視
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