Users Guide
コンポーネント 必要最低限のバージョン
• PowerEdge xx1x システムのバージョン 2.10 以降
CMC
バージョン 1.10 以降
メモ: 2008 年 6 月以降にご注文いただいたシステムには、すべて正しいバージョンのファームウェアが搭載されています。
FlexAddress 機能の正しい導入を確実にするため、BIOS とファームウェアを次の順序でアップデートしてください。
1 メザニンカードのファームウェアと BIOS をすべてアップデートします。
2 サーバーモジュールの BIOS をアップデートします。
3 サーバーモジュールの iDRAC ファームウェアをアップデートします。
4 シャーシ内の CMC ファームウェアをすべてアップデートします。冗長 CMC がある場合は、両方をアップデートするようにしてください。
5 冗長 CMC モジュールシステムではパッシブモジュールに、冗長なしのシステムでは CMC モジュール 1 つに SD カードを挿入します。
メモ: FlexAddress をサポートする CMC ファームウェア(バージョン 1.10 以降)がインストールされていない場合、FlexAddress の機能
はアクティブ化されません。
SD カードの取り付け手順については、『Chassis Management Controller
(
CMC
)
セキュアデジタル
(
SD
)
カード技術仕様』文書を参照
してください。
メモ: SD カードには FlexAddress 機能が搭載されており、SD カードに格納されているデータは暗号化されています。システム機能を妨
げ、システムの誤作動を招く可能性があることから、いかなる複製や改変も行わないでください。
メモ: SD カードの使用は、1 台のシャーシのみに限定されています。シャーシが複数台ある場合は、必要な台数分の SD カードを別途購
入してください。
FlexAddress 機能のアクティブ化は、SD 機能カードが取り付けられている CMC を再起動時に自動的に行われます。これにより、この機能が現在
のシャーシにバインドされます。
SD カードを冗長 CMC システムに取り付けた場合は、冗長 CMC がアクティブになるまで FlexAddress 機能もアク
ティブ化されません。冗長 CMC のアクティブ化方法については、『Chassis Management Controller
(
CMC
)
セキュアデジタル
(
SD
)
カード技術
仕様
』文書を参照してください。
CMC の再起動時に、アクティブ化プロセスを検証してください。詳細については、「FlexAddress アクティブ化の検証」を参照してください。
FlexAddress Plus のアクティブ化
FlexAddress Plus は、FlexAddress 機能と共に FlexAddress Plus SD カードで提供されます。
メモ: FlexAddress のラベルの付いた SD カードには FlexAddress のみが含まれ、 FlexAddress Plus のラベルの付いたカードには
FlexAddress と FlexAddress Plus が含まれます。機能をアクティブ化するには、カードを CMC に挿入する必要があります。
PowerEdge M710HD などの一部のサーバーでは、それらの設定方法に応じて、FA が CMC に提供できる数より多くの MAC アドレスを必要とする場
合があります。これらのサーバーでは、FA+ へのアップグレードにより WWN/MAC 設定の完全な最適化が可能になります。FlexAddress Plus 機能のサ
ポートを受けるには、デルにお問い合わせください。
FlexAddress Plus 機能をアクティブ化するには、サーバー BIOS、サーバー iDRAC、および CMC ファームウェアのソフトウェアアップデートが必要です。こ
れらのアップデートが適用されていない場合は、FlexAddress 機能しか使用できません。これらのコンポーネントの最低必要バージョンについての情報は、
dell.com/support/manuals で『Readme』を参照してください。
FlexAddress 有効化の検証
SD 機能カードとその状態を検証するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm featurecard -s
FlexAdress および FlexAddress Plus カードの使用
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