Users Guide
接続コマンドを使用したサーバーまたは入出力モジュールの
接続
CMC は、サーバーのシリアルコンソールまたは I/O モジュールをリダイレクトするための接続を確立することができます。
サーバーでは、次を使用してシリアルコンソールリダイレクトを実行できます。
• racadm connect コマンド。詳細については、dell.com/support/manuals にある『Chassis Management Controller for Dell PowerEdge
M1000e RACADM コマンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
• iDRAC ウェブインタフェースのシリアルコンソールリダイレクト機能。
• iDRAC Serial Over LAN(SOL)機能。
シリアル、Telnet、SSH コンソールでは、CMC はサーバーまたは IOM モジュールへのシリアル接続を確立する connect コマンドをサポートします。サーバ
ーシリアルコンソールには、BIOS の起動画面とセットアップ画面の両方と、オペレーティングシステムシリアルコンソールが備わっています。I/O モジュールで
は、スイッチシリアルコンソールを使用できます。
注意
: CMC シリアルコンソールから実行する場合、connect -b オプションを指定すると、CMC がリセットするまで接続されたままになりま
す。この接続はセキュリティリスクとなる可能性があります。
メモ: connect コマンドには、–b(バイナリ)オプションがあります。–b オプションは未処理のバイナリデータを渡し、
cfgSerialConsoleQuitKey は使用されません。さらに、CMC シリアルコンソールを使用したサーバーへの接続時に、DTR 信号の遷移
(たとえば、デバッガを接続するためにシリアルケーブルが取り外された場合)でログアウトされることはありません。
メモ: IOM がコンソールリダイレクトをサポートしない場合、 connect コマンドは空のコンソールを表示します。この場合に CMC コンソールに
戻るには、エスケープシーケンスを入力します。コンソールのデフォルトエスケープシーケンスは <CTRL><\> です。
管理下システムには最大 6 つの IOM があります。IOM に接続するには、次を入力します。
connect switch-n
ここで n は IOM ラベル A1、A2、B1、B2、C1 および C2 です。
(シャーシにおける IOM の配置の図解については、 図 13-1 を参照してください。)connect コマンドで IOM を参照する際は、次の表で示されるように、
IOM はスイッチにマップされています。
表 35. I/O モジュールからスイッチへのマッピング
I/O モジュールのラベル スイッチ
A1
switch-a1 または switch- 1
A2
switch-a2 または switch- 2
B1
switch-b1 または switch-3
B2
switch-b2 または switch-4
C1
switch-c1 または switch-5
C2
switch-c2 または switch-6
メモ: IOM 接続は、各シャーシで一度に 1 接続のみが可能です。
メモ: シリアル コンソールからパススルーに接続することはできません。
管理下サーバーシリアルコンソールに接続するには、connect server-<n><x> コマンドを使用します。ここで n は 1 ~ 8、 x は a、b、c、または d
になります。racadm connect server-n コマンドを使用することもできます。-b オプションを使用してサーバーに接続する場合、バイナリ通信が
想定され、エスケープ文字は無効になります。iDRAC が使用できない場合は、No route to host エラーメッセージが表示されます。
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CMC にコマンドラインコンソールの使用を設定する方法