Users Guide
図 11. 汎用 LDAP を伴う CMC の設定
汎用 LDAP ディレクトリを設定した CMC へのアクセス
CMC の汎用 LDAP 実装では、ユーザーにアクセスを許可する際に、ユーザー認証とユーザー承認の 2 段階が行われます。
LDAP ユーザーの認証
一部のディレクトリサーバーでは、特定の LDAP サーバーに対して検索を行う前にバインドが必要です。
ユーザーを認証するには、次の手順を実行します。
1 オプションでディレクトリサービスにバインドします。デフォルトは匿名バインドです。
メモ: Windows ベースのディレクトリサーバーでは、匿名ログインは許可されません。そのため、バインド DN の名前とパスワードを入力し
ます。
2 ユーザーログインに基づいてユーザーを検索します。デフォルトの属性は uid です。
複数のオブジェクトが検出された場合、プロセスはエラーを返します。
3 バインドを解除してから、ユーザーの DN とパスワードを使ってバインド実行します。
バインドできない場合は、ログインもできません。
これらの手順に問題がなければ、ユーザーは認証されています。
LDAP ユーザーの承認
ユーザーを承認するには、次の手順を実行します。
1 設定された各グループで、member or uniqueMember 属性内のユーザーのドメイン名を検索します。
2 ユーザーがメンバーである各グループに対して、すべてのグループの権限がまとめられます。
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ユーザーアカウントと権限の設定