Users Guide
RACADM コマンドの詳細については、dell.com/support/manuals にある『Chassis Management Controller for Dell PowerEdge M1000e
RACADM
コマンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
CMC ユーザーの無効化
RACADM を使用する場合、ユーザーは個別に手動で無効化する必要があります。設定ファイルを使用してユーザを削除することはできません。
CMC ユーザーを削除するためのコマンド構文は、次のとおりです。
racadm config -g cfgUserAdmin -o cfgUserAdminUserName -i <インデックス>"" racadm config -g
cfgUserAdmin -i 2 -o cfgUserAdminPrivilege 0x0
二重引用符のヌル文字列("")は、指定したインデックスでユーザー設定を削除して、ユーザー設定をオリジナルの工場出荷時デフォルトにリセットする
ように CMC に指示します。
許可を持つ iDRAC7 ユーザーの有効化
特定の管理許可(役割ベースの権限)を持つユーザーを有効にするには、次の手順を実行します。
1 次のコマンド構文を使用して使用可能なユーザーインデックスを見つけます。
racadm getconfig -g cfgUserAdmin -i <index>
2 新しいユーザー名とパスワードで次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgUserAdmin -o cfgUserAdminPrivilege -i <index> <user privilege bitmask
value>
メモ: 特定のユーザー権限に対して有効なビットマスク値のリストについては、dell.com/support/manuals にある『Chassis
Management Controller for Dell PowerEdge M1000e RACADM コマンドラインリファレンスガイド』を参照してください。デフォルトの
権限値は 0 で、これはユーザーの権限が有効化されていないことを示します。
Active Directory ユーザーの設定
会社で Microsoft Active Directory ソフトウェアを使用している場合、CMC にアクセス権を付与するようにソフトウェアを設定することができます。これに
より、ディレクトリサービスの既存ユーザーに
CMC ユーザー権限を追加し、制御することが可能になります。これはライセンスが必要な機能です。
メモ
: Microsoft Windows 2000 および Windows Server 2003 オペレーティングシステムでは、Active Directory を使用して CMC のユー
ザーを認識できます。IPv6 および IPv4 経由の Active Directory は、Windows 2008 でサポートされています。
CMC にログインするために、Active Directory を介してユーザー認証を設定できます。また、管理者が各ユーザーに特定の権限を設定できるようにす
る、役割ベースの権限を提供することもできます。
サポートされている Active Directory の認証機構
Active Directory を使用して、次の 2 つの方法を使用する CMC ユーザーアクセスを定義できます。
• Microsoft のデフォルトの Active Directory グループオブジェクトのみを使用する標準スキーマソリューション。
• デル提供のカスタマイズされた Active Directory オブジェクトを持つ拡張スキーマソリューション。アクセスコントロールオブジェクトはすべて Active
Directory
で管理されます。これにより、異なる CMC 上でさまざまな権限レベルを持つユーザーアクセスを設定するための最大限の柔軟性が実現し
ます。
関連するリンク
標準スキーマ Active Directory の概要
拡張スキーマ Active Directory の概要
144
ユーザーアカウントと権限の設定