Users Guide
ネットワーク共有アップデートモードを使用するための前提条件
ネットワーク共有モードを使用したサーバーコンポーネントファームウェアのアップデートには、次の前提条件が必要です。
• サーバーが第 12 世代以降に属し、iDRAC Enterprise ライセンスがある。
• CMC バージョンが 4.5 またはそれ以降のバージョンである。
• Lifecycle Controller がサーバーで有効になっている。
• 第 12 世代サーバーで iDRAC バージョン 1.50.50 以降を使用できる。
• Dell Repository Manager 1.8 以降がシステムにインストールされている。
• CMC 管理者権限を持っている。
CMC ウェブインタフェースを使用した、ネットワーク共有からのサーバーコンポーネントファームウェアのアップグレード
ネットワーク共有からアップデート モードを使用して、サーバーコンポーネントファームウェアのバージョンをアップグレードするには、次のようにしま
す。
1. CMC ウェブインタフェースのシステムツリーで サーバー概要 に移動し、アップデート → サーバーコンポーネントのアップデート とクリックしま
す。
サーバーコンポーネントのアップデート ページが表示されます。
2. アップデートタイプの選択 セクションで、ネットワーク共有からアップデート を選択します。詳細については、「サーバーコンポーネントアップ
デートタイプの選択」を参照してください。
3. コンポーネントとファームウェア詳細を含むシャーシインベントリファイルをエクスポートするには、インベントリの保存 をクリックします。
Inventory.xml ファイルは外部システムに保存されます。Dell Repository Manager は inventory.xml ファイルを使用して、カスタマイズされた
アップデートのバンドルを作成します。このリポジトリは、CMC によって設定された CIFS または NFS 共有に保存されます。Dell Repository
Manager を使用したリポジトリの作成の詳細については、dell.com/support/manuals で利用できる『Dell Repository Manager Data
Center バージョン 1.8 ユーザーズガイド』および『Dell Repository Manager Business Client バージョン 1.8 ユーザーズガイド』を参照してくだ
さい。
4. ネットワーク共有が接続されていない場合は、シャーシのネットワーク共有を設定します。詳細については、「CMC ウェブインタフェースを使用
したネットワーク共有の設定」を参照してください。
5. ネットワーク共有で使用できるファームウェアアップデートを表示するには、アップデートの確認 をクリックします。
コンポーネント / デバイスのファームウェアインベントリ セクションには、シャーシ内にあるすべてのサーバーのコンポーネントおよびデバイスの
現在のファームウェアバージョンと、ネットワーク共有で利用できる DUP のファームウェアバージョンが表示されます。
6. コンポーネント / デバイスのファームウェアインベントリ セクションで、すべて選択 / 選択解除 のチェックボックスを選択して、サポートされて
いるすべてのサーバーを選択します。あるいは、サーバーコンポーネントファームウェアをアップデートしたいサーバーのチェックボックスを選択しま
す。サーバーの個々のコンポーネントを選択することはできません。
7. 次のオプションの 1 つを選択して、アップデートのスケジュール後にシステム再起動が必要かどうかを指定します。
• 今すぐ再起動 — アップデートがスケジュールされており、サーバーが再起動します。アップデートはただちにサーバーコンポーネントに適用
されます。
• 次回の再起動時 — アップデートはスケジュールされていますが、次回のサーバー再起動時までは適用されません。
8. アップデート をクリックして、選択したサーバーのアップデート可能なコンポーネントのファームウェアのアップデートをスケジュールします。
含まれているアップデートの種類に基づいてメッセージが表示され、続行してよいかの確認を求められます。
9. OK をクリックして続行し、選択したサーバーのファームウェアアップデートのスケジュールを完了します。
メモ: ジョブのステータス 列には、サーバーにスケジュールされている操作のジョブのステータスが表示されます。ジョブのステータ
スは動的に更新されます。
ファームウェアアップデートのためのコンポーネントのフィルタ
全サーバーのコンポーネントおよびデバイスすべての情報は、一度に取得されます。この大量な情報に対処するため、Lifecycle Controller はさま
ざまなフィルタリング機構を提供しています。これらのフィルタにより、次が可能になります。
• 簡単に表示できるよう、1 つまたは複数のカテゴリーのコンポーネントやデバイスを選択。
• サーバー全体のコンポーネントおよびデバイスのファームウェアのバージョンを比較。
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