Users Guide

トレースログには、管理下システムのオペレーティングシステムではなく、CMC の内部ファームウェアに関連する CMC ファームウェア固有のエラーコ
ードが含まれている場合もあります。
システム管理者パスワードのリセット
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限り、または
オンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてくだ
さい。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属しているマニュアルの「安全にお使いいた
だくために」をお読みになり、指示に従ってください。
管理処置を行うには、システム管理者 特権を持つユーザーが必要です。CMC ソフトウェアには、システム管理者アカウントパスワードを忘れた場
合に無効になることがあるユーザーアカウントパスワード保護セキュリティ機能があります。システム管理者アカウントパスワードを忘れた場合は、
CMC 基板の PASSWORD_RSET ジャンパを使用して回復できます。
CMC 基板には、次の図に示すように、2 ピンのパスワードリセットコネクタがあります。リセットコネクタにジャンパを取り付けると、デフォルトのシステ
ム管理者アカウントとパスワードが有効化され、デフォルト値の username: root password: calvin に設定されます。システム管理
者アカウントは、アカウントが削除されたか、パスワードが変更されたかにかかわらず、リセットされます。
メモ: 作業を開始する前に、CMC モジュールがパッシブ状態にあることを確認してください。
管理処置を行うには、システム管理者 特権を持つユーザーが必要です。システム管理者アカウントパスワードを忘れた場合は、CMC 基板の
PASSWORD_RST ジャンパを使用してリセットできます。
PASSWORD_RST ジャンパは、次の図で示されるように 2 ピンコネクタを使用します。
PASSWORD_RST ジャンパが取り付けられている場合、デフォルトのシステム管理者アカウントとパスワードが有効化され、次のデフォルト値に設
定されます。
username: root
password: calvin
システム管理者アカウントは、アカウントが削除された、またはパスワードが変更されたかどうかにかかわらず、一時的にリセットされます。
メモ: PASSWORD_RST ジャンパが取り付けられると、次のようにデフォルトのシリアルコンソール設定設定プロパティ値ではなく
使用されます。
cfgSerialBaudRate=115200
cfgSerialConsoleEnable=1
cfgSerialConsoleQuitKey=^\
cfgSerialConsoleIdleTimeout=0
cfgSerialConsoleNoAuth=0
cfgSerialConsoleCommand=""
cfgSerialConsoleColumns=0
1. ハンドルの CMC リリースラッチを押し、ハンドルをモジュールの前面パネルから離します。CMC モジュールをエンクロージャから引き出します。
メモ: 静電気放電ESDが発生すると、CMC が損傷する可能性があります。特定の状況下では、ESD が体内またはオブジェ
クト上に蓄積され、
CMC に放電される場合があります。ESD による損傷を防ぐには、シャーシの外部で CMC を扱っている間
に、体内から静電気を放電するための措置をとる必要があります。
2. パスワードリセットコネクタからジャンパプラグを取り外し、2 ピンジャンパを挿入してデフォルトのシステム管理者アカウントを有効化します。
CMC 基板上のパスワードジャンパを見つけるには、次の図を参照してください。
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