Users Guide
FlexAddress 有効化の検証
SD 機能カードとその状態を検証するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm featurecard -s
表 37. featurecard -s コマンドによって返される状態メッセージ
状態メッセージ 処置
機能カードが挿入されていません。 CMC をチェックして、SD カードが正しく挿入されていることを確認しま
す。冗長 CMC 構成では、SD 機能カードが取り付けられている
CMC がスタンバイ CMC ではなく、アクティブな CMC であることを確
認してください。
挿入されている機能カードが有効で、次の機能の FlexAddress が含ま
れています:機能カードは、このシャーシにバインドされています。
処置の必要はありません。
挿入されている機能カードが有効で、次の機能の FlexAddress が含ま
れています:機能カードは別のシャーシ(svctag = ABC1234, SD card
SN = 01122334455)にバインドされています。
SD カードを取り外し、現在のシャーシ用の SD カードを取り付けま
す。
挿入されている機能カードが有効で、次の機能の FlexAddress が含ま
れています:機能カードはどのシャーシにもバインドされていません。
機能カードは、別のシャーシに移動したり、現在のシャーシで再有効
化することができます。現在のシャーシで再有効化するには、機能カ
ードが取り付けられている CMC モジュールがアクティブになるまで
racadm racreset を入力し続けます。
シャーシ上でアクティブ化された全機能を表示するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm feature -s
このコマンドを実行すると、次の状態メッセージが返されます。
Feature = FlexAddress
Date Activated = 8 April 2008 - 10:39:40
Feature installed from SD-card SN = 01122334455
シャーシ上にアクティブな機能が存在しない場合は、コマンドは次のメッセージを返します。
racadm feature -s
No features active on the chassis
Dell 機能カードには複数の機能が含まれている場合があります。シャーシ上で Dell 機能カードに含まれている機能のいずれかがアクティブ化され
ると、その Dell 機能カードに含まれているその他の機能は異なるシャーシでアクティブ化できなくなります。この場合、racadm feature -s コマンドは
対象機能に関して次のメッセージを表示します。
ERROR: One or more features on the SD card are active on another chassis
feature コマンドおよび featurecard コマンドの詳細については、『Chassis Management Controller for Dell PowerEdge M1000e RACADM コ
マンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
FlexAddress の非アクティブ化
RACADM コマンドを使用して、FlexAddress または機能 を非アクティブ化し、SD カードを取り付け前の状態に戻すことができます。ウェブインタフ
ェースには、非アクティブ化機能はありません。非アクティブ化すると、SD カードは別のシャーシ上に装着し、アクティブ化することが可能な元の状
態に戻ります。この文脈では、用語 FlexAddress は FlexAddress と FlexAddressPlus の両方を意味します。
メモ: SD カードは、物理的に CMC に取り付ける必要があります。また、非アクティブ化コマンドを実行する前には、シャーシの電源を
切る必要があります。
カードが装着されていない状態、または異なるシャーシのカードを装着した状態で非アクティブ化コマンドを実行した場合、機能は非アクティブ化さ
れますが、カードに変更は加えられません。
FlexAddress 機能を非アクティブ化し、SD カードを復元するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm feature -d -c flexaddress
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