Users Guide
10. 適用 をクリックします。適用 をクリックした後、CMC ウェブサーバーが自動的に再起動します。
11. CMC Active Directory の設定を完了するには、ログアウトしてから CMC にログインします。
12. システムツリーで、シャーシ を選択し、 ネットワーク タブへ移動します。ネットワークの設定 ページが表示されます。
13. ネットワーク設定 で DHCP を使用(CMC ネットワークインターフェース IP アドレス用)が選択されている場合、DHCP を使用して DNS
サーバーアドレスを取得 を選択します。
DNS サーバーの IP アドレスを手動で入力するには、DHCP を使用して DNS サーバーアドレスを取得する チェックボックスをオフにし、プラ
イマリおよび代替 DNS サーバーの IP アドレスを入力します。
14. 変更の適用 をクリックします。
これで、CMC 標準スキーマ Active Directory 機能の設定が完了します。
RACADM を使用した標準スキーマの Active Directory の設定
RACADM を使用した標準スキーマの CMC Active Directory を設定するには、次の手順を実行します。
1. CMC へのシリアル /Telnet/SSH テキスト コンソールを開いて、次を入力します。
racadm config -g cfgActiveDirectory -o cfgADEnable 1 racadm config -g
cfgActiveDirectory -o cfgADType 2 racadm config -g cfgActiveDirectory -o
cfgADRootDomain <fully qualified root domain name> racadm config -g cfgStandardSchema -
i <index> -o cfgSSADRoleGroupName <common name of the role group> racadm config -g
cfgStandardSchema -i <index>-o cfgSSADRoleGroupDomain <fully qualified domain name>
racadm config -g cfgStandardSchema -i <index> -o cfgSSADRoleGroupPrivilege <Bit mask
number for specific user permissions> racadm sslcertupload -t 0x2 -f <ADS root CA
certificate> racadm sslcertdownload -t 0x1 -f <RAC SSL certificate>
メモ: ビットマスク番号の値については、『Chassis Management Controller for Dell PowerEdge M1000e RACADM コマンド
ラインリファレンスガイド』のデータベースプロパティの章を参照してください。
2. 次のいずれかのオプションを使用して DNS サーバーを指定します。
• CMC で DHCP が有効化されており、DHCP サーバーによって自動取得される DNS アドレスを使用したい場合は、次のコマンドを入力
します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServersFromDHCP 1
• CMC で DHCP が無効になっている場合や、手動で DNS の IP アドレスを入力する場合は、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgLanNetworking -o cfgDNSServersFromDHCP 0 racadm config -g
cfgLanNetworking -o cfgDNSServer1 <primary DNS IP address> racadm config -g
cfgLanNetworking -o cfgDNSServer2 <secondary DNS IP address>
拡張スキーマ Active Directory の概要
拡張スキーマソリューションを使用する場合は、Active Directory スキーマの拡張が必要です。
Active Directory スキーマ拡張
Active Directory データは、属性とクラスの分散データベースです。Active Directory スキーマには、データベースに追加または挿入するデータタイ
プを決定する規則があります。データベースに格納されるクラスの一例として、ユーザークラスがあります。ユーザークラスの属性には、ユーザーの
姓、名、電話番号などが含まれます。
特定の要件を満たす属性およびクラスを追加して、データベースを拡張できます。デルでは、スキーマを拡張して、Active Directory を使用したリ
モート管理の認証と許可をサポートするために必要な変更を含めました。
既存の Active Directory スキーマに追加される各属性またはクラスは、固有の ID で定義される必要があります。業界全体で固有の ID を保持
するため、マイクロソフトでは Active Directory オブジェクト識別子(OID)のデータベースを維持しており、企業がスキーマに拡張を追加したとき
に、それらが固有であり、お互いに拮抗しないことを保証できるようにしています。マイクロソフトの Active Directory におけるスキーマの拡張のた
め、Dell は、ディレクトリサービスに追加される属性およびクラス用に固有の OID、固有の名前拡張子、および固有にリンクされた属性 ID を取得
しました。
• デルの拡張子:dell
• デルのベース OID:1.2.840.113556.1.8000.1280
• RAC LinkID の範囲: 12070 ~ 12079
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