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E-メールアラートまたは SNMP トラップ設定を行う前に、 シャーシ設定システム管理者 権限があることを確認してください。
関連リンク
SNMP トラップアラート送信先の設定
電子メールアラートの設定
SNMP トラップアラート送信先の設定
SNMP トラップを受信する IPv6 または IPv4 アドレスを設定できます。
CMC ウェブインタフェースを使用した SNMP トラップアラート送信先の設定
CMC ウェブインタフェースを使用して IPv4 または IPv6 アラート宛先を設定するには、次の手順を実行します。
1. システムツリーでシャーシ概要に移動し、アラート → トラップ設定をクリックします。
シャーシイベントアラート送信先 ページが表示されます。
2. 以下を入力します。
• 送信先 フィールドに、有効な IP アドレスを入力します。ドットで 4 つに区切られた IPv4 フォーマット、標準 IPv6 アドレス表記、または
FQDN を使用します。例:123.123.123.123、2001:db8:85a3::8a2e:370:7334、dell.com
ネットワーキング技術またはインフラストラクチャと一貫性のあるフォーマットを選択します。テストトラップ 機能では、現在のネットワーク設
定に不適当な選択項目は検出されません(IPv4 専用の環境で IPv6 送信先を使用する場合など)。
• コミュニティ文字列 フィールドに、 送信先管理ステーションが属する有効なコミュニティ文字列 を入力します。
このコミュニティ文字列は、シャーシ → ネットワーク → サービスページのコミュニティ文字列とは異なります。SNMP トラップのコミュニティ
文字列は、
CMC が管理ステーション宛の送信トラップに使用するものです。シャーシ → ネットワーク → サービスページのコミュニティ文
字列は、管理ステーションが CMC の SNMP デーモンにクエリを行うために使用します。
メモ: CMC はデフォルトの SNMP コミュニティ文字列に public を使用しています。高いセキュリティを確保するため、デフォル
トのコミュニティ文字列を変更し、空以外の値を設定することをお勧めします。
• 有効 で、トラップ受信用に有効にする IP アドレスの、送信先 IP に対応するチェックボックスを選択します。IP アドレスは最大 4 つまで
指定できます。
3. 設定を保存するには、適用 をクリックします。
4. IP アドレスが SNMP トラップを受信しているかどうかを確認するには、SNMP トラップのテスト 列の 送信 をクリックします。
IP アラート送信先が設定されます。
RACADM を使用した SNMP トラップアラート送信先の設定
RACADM を使用して IP アラート送信先を設定するには、次の手順を実行します。
1. シリアル /Telnet/SSH テキストコンソールを開いて CMC に進み、ログインします。
メモ: SNMP と電子メールアラートの両方とも、設定できるフィルタマスクは 1 つだけです。フィルタマスクを既に選択している場
合は、手順
2 を省略することができます。
2. アラートの生成を有効にします。
racadm config -g cfgAlerting -o cfgAlertingEnable 1
3. アラートが生成されるべきイベントを指定します。
racadm config -g cfgAlerting -o cfgAlertingFilterMask <mask value>
ここで、<mask value> は 0x0 ~ 0x の 16 進値です。
マスク値を得るには、科学計算用電卓を 16 進モードで使い、<OR> キーで各マスクの第 2 値(1、2、4、...)を追加します。
たとえば、バッテリプローブ警告(0x2)、電源装置エラー(0x1000)、KVM エラー(0x80000)用トラップ警告を有効にするには、2 <OR>
1000 <OR> 80000 を入力して <=> キーを押します。
結果の 16 進値は 81002 で、RACADM コマンドのマスク値は 0x81002 です。
表 19. イベントトラップのフィルタマスク
イベント フィルタマスク値
ファンプローブエラー 0x1
バッテリプローブ警告 0x2
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