Users Guide
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ファームウェアアップデート ページには、一覧表示された各コンポーネントに対するファームウェアの現行
バージョンが表示され、ファームウェアを最新バージョンにアップデートできます。
シャーシに iDRAC がリカバリ モードにある前世代のサーバーが存在する場合、または iDRAC のファームウ
ェアが破損していることを
CMC が検出した場合には、これらの前世代 iDRAC も ファームウェアのアップデ
ート ページに表示されます。
RACADM を使用した現在インストールされているファームウェアバージョンの
表示
RACADM を使用して現在インストールされているファームウェアバージョンを表示するには、getkvminfo
サブコマンドを使用します。詳細については、『Chassis Management Controller for Dell PowerEdge
M1000e RACADM コマンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
CMC ファームウェアのアップデート
CMC ウェブインタフェースまたは RACADM を使用して、CMC ファームウェアをアップデートできます。
ファームウェアアップデートは、デフォルトで現在の CMC 設定を保持します。アップデート処理中に、
CMC 構成設定を工場出荷時のデフォルト設定にリセットすることができます。
メモ: CMC 上でファームウェアをアップデートするには、シャーシ設定システム管理者 の権限が必要
です。
システムコンポーネントのファームウェアをアップデートするためにウェブユーザーインタフェースのセッ
ションを利用する場合、ファイル転送時間を十分に許容できるようにアイドルタイムアウト時間を設定する
必要があります。ファームウェアのファイル転送に 30 分までもかかることがあります。アイドルタイムア
ウト値を設定するには、「
サービスの設定」を参照してください。
CMC ファームウェアのアップデート中、シャーシ内の冷却ファンの一部または全部が全速回転します。
シャーシに冗長 CMC がある場合、両方とも同じファームウェアバージョンにアップデートすることをお勧
めします。ファームウェアのバージョンが異なる場合、フェイルオーバーが起きた際、不測の結果が生じま
す。
メモ: CMC ファームウェアのアップデートまたはロールバックがサポートされるのは、ファームウェア
バージョン 3.10、3.20、3.21、4.0、4.10、4.11、4.30、4.31、4.45、4.5、5.0、またはそれ以降のみで
す。これらのバージョン以外では、まず最初にこれらのバージョンのいずれかにアップデートしてか
ら、必要なバージョンにアップデートします。
ファームウェアが正常にアップロードされた後、アクティブ CMC がリセットされ、一時的に使用不可にな
ります。スタンバイ CMC が存在する場合、スタンバイとアクティブの役割が入れ替わり、スタンバイ CMC
がアクティブ CMC になります。アクティブ CMC のみにアップデートが適用される場合、リセット完了後、
アクティブ
CMC はアップデートされたイメージを実行せず、スタンバイ CMC だけがそのイメージを持つ
ことになります。概して、アクティブおよびスタンバイ CMC には同一ファームウェアバージョンを維持す
ることを強くお勧めします。
スタンバイ CMC がアップデートされたら、新しくアップデートされた CMC がアクティブになり、古いフ
ァームウェアの
CMC がスタンバイになるように、CMC の役割を交代させます。『Chassis Management
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