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CMC への初期アクセスのセットアップ
CMC をリモートで管理するには、CMC を管理ネットワークに接続してから CMC ネットワーク設定を行い
ます。
メモ: M1000e ソリューションを管理するには、管理ネットワークに接続している必要があります。
CMC のネットワーク設定の詳細については、CMC の初期ネットワーク設定」を参照してください。この
初期設定によって、CMC へのアクセスを可能にする TCP/IP ネットワークパラメータが割り当てられます。
各サーバーとスイッチ I/O モジュールのネットワーク管理ポートにある CMC iDRAC は、M1000e シャー
シ内の共通の内部ネットワークに接続されていることを確認してください。これにより、管理ネットワーク
をサーバーデータネットワークから分離することができます。中断のないシャーシ管理へのアクセスには、
このトラフィックを分離することが重要です。
CMC は管理ネットワークに接続されます。CMC iDRAC への外部アクセスはすべて CMC を介して確立
できます。一方、管理サーバーへのアクセスは I/O モジュール(IOM)へのネットワーク接続を介して行わ
れます。これによって、アプリケーションネットワークを管理ネットワークから分離できます。
シャーシ管理とデータネットワークを分離することを推奨します。Dell は、ユーザー環境に不適切に統合さ
れたシャーシのアップタイムのサポートまたは保証はできません。データネットワーク上の潜在的なトラフ
ィックのため、内部管理ネットワーク上の管理インタフェースはサーバー向けのトラフィックにより飽和状
態になる可能性があります。このため、
CMC iDRAC 間の通信に遅延が発生します。遅延が起こると、
iDRAC が稼動中であっても CMC iDRAC をオフライン状態と見なしたりするなどの予期しないシャーシ
動作が発生し、他の不要な動作が発生する原因になります。管理ネットワークを物理的に分離することがで
きない場合は、CMC および iDRAC トラフィックをそれぞれ異なる VLAN に分離するというオプションもあ
ります。
CMC と個々の iDRAC ネットワークインタフェースは、VLAN を使用するように設定することもで
きます。
シャーシが 1 つの場合は、CMC およびスタンバイ CMC を管理ネットワークに接続します。冗長 CMC の場
合は、別のネットワークケーブルを使用して GB CMC ポートを管理ネットワークの 2 番目のポートに接続し
ます。
シャーシが複数存在する場合は、各 CMC を管理ネットワークに接続する基本接続か、シャーシを直列式に
接続し、1 つの CMC のみを管理ネットワークに接続するデイジーチェーン接続のいずれかを選択できます。
基本接続タイプは管理ネットワーク上のポートの使用数が多く、冗長性が高いという特徴を持ちます。デイ
ジーチェーン接続タイプでは管理ネットワーク上のポート数は少なくなりますが、
CMC 間の依存性が生じる
ため、システムの冗長性が低くなります。
メモ: CMC の冗長構成において、適切にケーブル接続しないと、管理ができなくなり、ブロードキャス
トストームが発生する場合があります。
関連リンク
CMC の基本的なネットワーク接続
デイジーチェーン CMC ネットワーク接続
初期 CMC ネットワークの設定
初期 CMC ネットワークの設定
メモ: CMC のネットワーク設定を変更すると、現在のネットワーク接続が切断される可能性がありま
す。
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