Users Guide
• 問題: ピークパフォーマンス時の余剰電力 が 2000 W と報告される。
– 解決策: 現行の構成では、エンクロージャに 2000 W の使用可能な余剰電力があり、システム入力電
力上限 は、サーバーのパフォーマンスに影響を与えることなく、この報告された量まで安全に引き下
げることができます。
• 不具合: シャーシが 6 台の電源装置で グリッド冗長性 構成で稼働していたにも関わらず、AC グリッド
に障害が発生した後、サーバーのサブセットが電力を失った。
– 解決策: この問題は、AC グリッド障害が発生した時に、電源装置が冗長 AC グリッドに正しく接続
されていなかった場合に発生します。グリッド冗長性 ポリシーでは、左側 3 台の電源装置がひとつの
AC グリッドに接続され、右側 3 台の電源装置がもう一方の AC グリッドに接続されている必要があ
ります。
2 台の PSU が正しく接続されていない場合(例えば、PSU3 と PSU4 が誤った AC グリッド
に接続されているなど)、AC グリッド障害は優先順位の最も低いサーバーの電力喪失の原因になりま
す。
• 問題: PSU に障害が発生した後、優先順位の最も低いサーバーが電力を失った。
– 解決策: これは、エンクロージャの電源ポリシーが 冗長性なし に設定されている場合に予期される
動作です。サーバーの電源が切れる原因となる今後の電源装置障害を避けるため、シャーシには少な
くとも 4 台の電源装置が装備され、PUS 障害によるサーバー動作への影響を避けるため、サーバーに
電源装置冗長性 ポリシーが設定されているようにしてください。
• 問題: データセンターの周囲温度が上がるとサーバー全体のパフォーマンスが低下する。
– 解決策: この問題は、ファンの電力需要の増加がサーバーへの電力割り当てを削減することによって
埋め合わされる結果となる値に
システム入力電力上限 が設定されている場合に発生します。サーバ
ーパフォーマンスに影響することなくファンに追加電力を割り当てる事を可能にするため、ユーザー
は システム入力電力上限 をより大きい値に増やすことができます。
アラートのトラブルシューティング
CMC アラートのトラブルシューティングには、CMC ログとトレースログを使用します。各 E-メール、およ
び / または SNMP トラップの送信試行の成功と失敗は CMC ログに、特定のエラーを説明する追加情報はト
レースログにログされます。ただし、SNMP はトラップの送信を確認しないので、ネットワークアナライザ、
または
Microsoft の snmputil などのツールを使用して、管理下システムのパケットをトレースしてくださ
い。
関連リンク
アラートを送信するための CMC の設定
イベントログの表示
管理下システムで発生したシステムにとって重要なイベントについての情報のため、ハードウェアおよび
CMC ログを表示することができます。
関連リンク
ハードウェアログの表示
CMC ログと拡張シャーシログの表示
ハードウェアログの表示
CMC はシャーシで発生したイベントのハードウェアログを生成します。ハードウェアログは、ウェブインタ
フェースおよびリモート RACADM を使用して表示できます。
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