Users Guide
CMC は、無効なハードウェア構成に関するエントリをハードウェアログと CMC ログの両方に作成します。
たとえば、次のとおりです。
• ファイバチャネル IOM に接続されているイーサネット MC は無効な構成です。ただし、同じ IOM グル
ープに取り付けられているイーサネットスイッチとイーサネットパススルー IOM の両方に接続されたイ
ーサネット MC は有効な接続です。
• スロット B1 および B2 のファイバチャネルパススルー IOM とファイバチャネルスイッチは、全サーバー
の最初の MC が同じくファイバチャネルである場合は有効な構成です。この場合、CMC が IOM とサー
バーに電源投入します。ただし、特定のファイバチャネル冗長性ソフトウェアはこの構成をサポートしな
い場合があります。すべての有効構成が対応構成であるとは限りません。
サーバー IOM と MC のファブリック検証は、シャーシに電源投入されているときにのみ実行されます。
シャーシがスタンバイ電源を使用している場合、サーバーモジュールの
iDRAC の電源は切れたままとな
るため、サーバーの MC ファブリックタイプを報告できません。MC ファブリックタイプは、サーバーの
iDRAC に電源投入されるまで CMC ユーザーインタフェースに報告されない場合があります。さらに、シ
ャーシに電源投入されている場合、サーバーまたは
IOM の挿入時にファブリック検証が行われます(オ
プション)。ファブリックの不一致が検出された場合、サーバーまたは IOM の電源はオンになりますが、
状態 LED が橙色に点滅します。
無効な構成
無効な構成には、次の 3 タイプがあります。
• 無効な MC または LOM 構成では、サーバーの新しく取り付けられたファブリックタイプが既存の IOM
ファブリックと異なる、つまり、単一のサーバーの LOM または MC がそれに対応する IOM によってサ
ポートされていません。この場合、シャーシ内の他のサーバーはすべて稼働していますが、不一致 MC
カードがあるサーバーの電源はオンにできません。サーバーの電源ボタンが橙色に点滅してファブリッ
クの不一致を警告します。
• 無効な IOM-MC 構成では、IOM モジュールの新しく取り付けられたファブリックタイプと常駐する MC
のファブリックタイプが一致しない、またはそれらに互換性がありません。一致しない IOM は電源が切
れた状況に維持されます。CMC は無効な構成が記され、IOM 名が指定されているエントリを CMC およ
びハードウェアログに追加します。
CMC は不一致のファブリックタイプを持つ IOM のエラー LED を点
滅させます。アラートを送信するように CMC が設定されている場合は、CMC はこのイベントの E-メー
ルおよび SNMP アラートを送信します。
• 無効な IOM-IOM 構成では、新しく取り付けられた IOM に、グループ内にすでに取り付けられている
IMO と異なる、または互換性のないファブリックタイプが存在します。CMC は新しく取り付けられた
IOM を電源が切れた状況に維持し、IOM のエラー LED を点滅させ、CMC およびハードウェアログ不一
致についてのエントリをログします。
初回電源投入シナリオ
シャーシが電源に接続され、電源投入されると、サーバーよりも I/O モジュールが優先されます。各グルー
プの最初の
IOM が一番最初に電源投入されます。この時、ファブリックタイプの検証は行われません。グル
ープの最初のスロットに IOM がない場合、そのグループの 2 番目のスロットにあるモジュールに電源投入さ
れます。両方のスロットに IOM がある場合は、整合性について 2 番目のスロットにあるモジュールが最初の
スロットにあるモジュールと比較されます。
IOM に電源が投入された後、サーバーに電源が投入され、CMC はサーバーのファブリックタイプの整合性
を検証します。
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