Users Guide
CMC ウェブインタフェースを使用した現在インストールされているファームウ
ェアバージョンの表示
現在インストールされているファームウェアバージョンを表示するには、CMC ウェブインタフェースで次の
いずれかのページに移動します。
• シャーシの概要 → アップデート
• シャーシの概要 → シャーシコントローラ → アップデート
• シャーシの概要 → サーバーの概要 → アップデート
• シャーシの概要 → I/O モジュール概要 → アップデート
• シャーシの概要 → iKVM → アップデート
ファームウェアアップデート ページには、一覧表示された各コンポーネントに対するファームウェアの現行
バージョンが表示され、ファームウェアを最新バージョンにアップデートできます。
シャーシに iDRAC がリカバリ モードにある前世代のサーバーが存在する場合、または iDRAC のファームウェ
アが破損していることを CMC が検出した場合には、これらの前世代 iDRAC も ファームウェアのアップデート
ページに表示されます。
RACADM を使用した現在インストールされているファームウェアバージョンの表
示
RACADM を使用して現在インストールされているファームウェアバージョンを表示するには、getkvminfo サブ
コマンドを使用します。詳細については、『
iDRAC7 および CMC 向け RACADM コマンドラインリファレンスガ
イド
』を参照してください。
CMC ファームウェアのアップデート
CMC ウェブインタフェースまたは RACADM を使用して、CMC ファームウェアをアップデートできます。ファ
ームウェアアップデートは、デフォルトで現在の CMC 設定を保持します。アップデート処理中に、CMC 構成
設定を工場出荷時のデフォルト設定にリセットすることができます。
メモ: CMC 上でファームウェアをアップデートするには、シャーシ設定システム管理者 の権限が必要で
す。
システムコンポーネントのファームウェアをアップデートするためにウェブユーザーインタフェースのセッ
ションを利用する場合、ファイル転送時間を十分に許容できるようにアイドルタイムアウト時間を設定する
必要があります。ファームウェアのファイル転送に 30 分までもかかることがあります。アイドルタイムア
ウト値を設定するには、「サービスの設定」を参照してください。
CMC ファームウェアのアップデート中、シャーシ内の冷却ファンの一部または全部が全速回転します。
シャーシに冗長 CMC がある場合、両方とも同じファームウェアバージョンにアップデートすることをお勧め
します。ファームウェアのバージョンが異なる場合、フェイルオーバーが起きた際、不測の結果が生じます。
ファームウェアが正常にアップロードされた後、Active CMC がリセットされ、一時的に使用不可になります。
スタンバイ CMC が存在する場合、スタンバイとアクティブの役割が入れ替わり、スタンバイ CMC がアクテ
ィブ CMC になります。アクティブ CMC のみにアップデートが適用される場合、リセット完了後、アクティ
ブ CMC はそのアップデートされたイメージを実行しません。スタンバイ CMC だけがそのイメージを所持し
ます。一般に、アクティブとスタンバイの CM C の同一ファームウェアバージョンを保存することをお勧めし
ます。
スタンバイ CMC をアップデートし終えたら、CMC の役割を交代させて新しくアップデートした CMC をアク
ティブにし、古いバージョンのファームウェアの CMC がスタンバイになるようにします。『
iDRAC7 および
CMC 向け RACADM コマンドラインリファレンスガイド
』の cmcchangeover コマンドセクションで、
役割の交代についての情報を参照してください。これにより、2 番目の CMC のファームウェアをアップデー
トする前に、アップデートが正常に完了し、新しいファームウェアが正しく機能していることを確認できま
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