Users Guide
が稼動中であっても CMC が iDRAC をオフライン状態と見なしたりするなどの予期しないシャーシ動作が発
生し、他の不要な動作が発生する原因になります。管理ネットワークを物理的に分離することができない場
合は、CMC および iDRAC トラフィックをそれぞれ異なる VLAN に分離するというオプションもあります。
CMC と個々の iDRAC ネットワークインタフェースは、VLAN を使用するように設定することもできます。
シャーシが 1 つの場合は、CMC およびスタンバイ CMC を管理ネットワークに接続します。冗長 CMC の場合
は、別のネットワークケーブルを使用して GB CMC ポートを管理ネットワークの 2 番目のポートに接続しま
す。
シャーシが複数存在する場合は、各 CMC を管理ネットワークに接続する基本接続か、シャーシを直列式に接
続し、1 つの CMC のみを管理ネットワークに接続するデイジーチェーン接続のいずれかを選択できます。基
本接続タイプは管理ネットワーク上のポートの使用数が多く、冗長性が高いという特徴を持ちます。デイジ
ーチェーン接続タイプでは管理ネットワーク上のポート数は少なくなりますが、CMC 間の依存性が生じるた
め、システムの冗長性が低くなります。
メモ: CMC の冗長構成において、適切にケーブル接続しないと、管理ができなくなり、ブロードキャス
トストームが発生する場合があります。
関連リンク
CMC の基本的なネットワーク接続
デイジーチェーン CMC ネットワーク接続
初期 CMC ネットワークの設定
初期 CMC ネットワークの設定
メモ: CMC のネットワーク設定を変更すると、現在のネットワーク接続が切断される可能性があります。
CMC の初期ネットワーク設定は、CMC に IP アドレスが与えられる前後のどちらでも実行可能です。IP アド
レスが与えられる前に CMC の初期ネットワーク設定を行う場合は、次のいずれかのインタフェースを使用で
きます。
• シャーシの前面にある LCD パネル
• Dell CMC シリアルコンソール
CMC に IP アドレスが与えられた後に初期ネットワーク設定を行うには、次のいずれかのインタフェースを使
用できます。
• シリアルコンソール、Telnet、SSH などのコマンドラインインタフェース(CLI)、または iKVM 経由の
Dell CMC コンソール
• リモート RACADM
• CMC ウェブインタフェース
CMC では、IPv4 と IPv6 の両方のアドレス指定モードがサポートされています。IPv4 と IPv6 の設定は、互いに
独立しています。
LCD パネルインタフェースを使用した CMC ネットワークの設定
メモ: LCD パネルを使用して CMC を設定するオプションは、CMC が導入されるまで、またはデフォルト
パスワードが変更されるまで使用可能です。パスワードが変更されていなければ、セキュリティリスク
の可能性のある
CMC の設定をリセットするために引き続き LCD を使用することができます。
LCD パネルはシャーシ前面の左下の角にあります。
LCD パネルインタフェースを使用してネットワークを設定するには、次の手順に従います。
1.
シャーシの電源ボタンを押してオンにします。
電源がオンになる過程で、LCD 画面に一連の初期化画面が表示されます。準備ができると、言語のセッ
トアップ 画面が表示されます。
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