Users Guide

解決策: この問題は、AC グリッド障害が発生した時に、電源装置が冗長 AC グリッドに正し
く接続されていなかった場合に発生します。AC 冗長性 ポリシーでは、左側 3 台の電源装置が
ひとつの AC グリッドに接続され、右側 3 台の電源装置がもう一方の AC グリッドに接続されて
いる必要があります。2 台の PSU が正しく接続されていない場合(例えば、PSU3 PSU4 が誤
った AC グリッドに接続されているなど)AC グリッド障害は優先順位の最も低いサーバーの
電力喪失の原因になります。
問題: PSU に障害が発生した後、優先順位の最も低いサーバーが電力を失った。
解決策: これは、エンクロージャの電源ポリシーが 冗長性なし に設定されている場合に予期
される動作です。サーバーの電源が切れる原因となる今後の電源装置障害を避けるため、シャ
ーシには少なくとも 4 台の電源装置が装備され、PUS 障害によるサーバー動作への影響を避け
るため、サーバーに 電源装置冗長性 ポリシーが設定されているようにしてください。
問題: データセンターの周囲温度が上がるとサーバー全体のパフォーマンスが低下する。
解決策: この問題は、ファンの電力需要の増加がサーバーへの電力割り当てを削減すること
によって埋め合わされる結果となる値に システム入力電力上限 が設定されている場合に発生
します。サーバーパフォーマンスに影響することなくファンに追加電力を割り当てる事を可
能にするため、ユーザーは システム入力電力上限 をより大きい値に増やすことができます。
アラートのトラブルシューティング
CMC アラートのトラブルシューティングには、CMC ログとトレースログを使用します。各 E-メール、およ
/ または SNMP トラップの送信試行の成功と失敗は CMC ログに、特定のエラーを説明する追加情報はトレ
ースログにログされます。ただし、SNMP はトラップの送信を確認しないので、ネットワークアナライザ、
または Microsoft snmputil などのツールを使用して、管理下システムのパケットをトレースしてください。
関連リンク
アラートを送信するための CMC の設定
イベントログの表示
管理下システムで発生したシステムにとって重要なイベントについての情報のため、ハードウェアおよび
CMC ログを表示することができます。
関連リンク
ハードウェアログの表示
CMC ログの表示
ハードウェアログの表示
CMC はシャーシで発生したイベントのハードウェアログを生成します。ハードウェアログは、ウェブインタ
フェースおよびリモート RACADM を使用して表示できます。
メモ: ハードウェアログをクリアするには、ログのクリアシステム管理者 特権が必要です。
メモ: 特定のイベント発生時に E-メールまたは SNMP トラップを送信するように CMC を設定することが
できます。アラートを送信するための CMC の設定についての情報は、アラートを送信するための CMC
の設定」を参照してください。
ハードウェアログエントリの例
critical System Software event: redundancy lost Wed May 09 15:26:28 2007 normal
System Software event: log cleared was asserted Wed May 09 16:06:00 2007
warning System Software event: predictive failure was asserted Wed May 09
15:26:31 2007 critical System Software event: log full was asserted Wed May 09
15:47:23 2007 unknown System Software event: unknown event
関連リンク
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