Users Guide

上のために活用されます。 冗長性喪失後の障害は、シャーシ内のサーバーの電源切断の原因になる場合があ
ります。
冗長性なし
障害発生時においても、シャーシへの電力供給に必要な量を越える電力が、シャーシへの電力供給を継続す
るために利用可能です。
注意: シャーシ要件のために DPSE が有効になると、冗長性なしモードは最適に PSU を使用します。この
モードで単一の PSU に障害が発生すると、サーバーが電力とデータを失う原因となる場合があります。
ハードウェアモジュールの電力バジェット
CMC は、シャーシの電力バジェット、冗長、動的電源機能を設定する電力バジェットサービスを提供しま
す。
電源管理サービスは、電力消費量の最適化、および必要に応じて異なるモジュールに電力を再割り当てする
機能を持ちます。
次の図は、PSU 6 台構成のシャーシを示しています。PSU は、エンクロージャの左側から 16 番になります。
8. PSU 6 台構成のシャーシ
CMC は、取り付けられているすべてのサーバーとコンポーネントに必要なワット数を蓄える、エンクロージ
ャ用の電力バジェットを維持します。
CMC はシャーシ内の CMC インフラストラクチャおよびサーバーに電力を割り当てます。CMC インフラスト
ラクチャは、ファン、I/O モジュール、および iKVM(存在する場合)などのシャーシ内のコンポーネントで
構成されます。シャーシには、iDRAC を介してシャーシと通信するサーバーを最大 16 台装備できます。詳細
については、support.dell.com/manuals で『
iDRAC7 ユーザーズガイド
』を参照してください。
iDRAC は、サーバーへの電源投入前に CMC にパワーエンベロープ要件を提示します。パワーエンベロープに
は、サーバーの動作を維持するために必要な最大および最低電力要件が含まれています。iDRAC の初期推定
値は、サーバー内のコンポーネントについての当初の理解に基づいています。動作が開始され、コンポーネ
ントがさらに検出されると、iDRAC は初期電力要件を増加または削減する場合があります。
エンクロージャでサーバーが起動されると、iDRAC ソフトウェアは電力要件を推定し直して、パワーエンベ
ロープの次回変更を要求します。
CMC は要求された電力をサーバーに対して提供し、割り当てられたワット数は利用可能バジェットから差し
引かれます。サーバーの電力要求が認められると、サーバーの iDRAC ソフトウェアが実際の電力消費を継続
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