Users Guide

関連オブジェクトは、必要な数だけのユーザーおよび / またはグループの他、RAC デバイスオブジェクトに
も対応できます。ただし、関連オブジェクトには、関連オブジェクトにつき 1 つの権限オブジェクトしか含
めることができません。関連オブジェクトは、RACCMC)に対して
権限
を持つ
ユーザー
を連結します。
また、Active Directory オブジェクトは、単一ドメイン、複数のドメインのいずれに設定することも可能です。
たとえば、CMC 2 つ(RAC1RAC2)と、既存の Active Directory ユーザーが 3 つ(ユーザー 1、ユーザー 2
ユーザー 3)あるとし、ユーザー 1 とユーザー 2 両方の CMC へのシステム管理者特権を与え、ユーザー 3
RAC2 カードへのログイン特権を与えたいとします。下の図 に、このシナリオで Active Directory オブジェ
クトを設定する方法を示します。
別のドメインからユニバーサルグループを追加するときは、ユニバーサルスコープを持つ関連オブジェクト
を作成します。Dell Schema Extender ユーティリティによって作成されるデフォルトの関連オブジェクトは、
ドメインローカルグループであり、他のドメインのユニバーサルグループとは連携しません。
単一ドメインのシナリオでオブジェクトを設定するには、次の手順を実行します。
1. 関連オブジェクトを 2 つ作成します。
2. 2 つの CMC を表す 2 つの RAC デバイスオブジェクト、RAC1 RAC2 を作成します。
3. 2 つの特権オブジェクト、特権 1 と特権 2 を作成します。特権 1 にはすべての特権(システム管理者)、
特権 2 にはログイン特権を与えます。
4. User1 User2 Group1 にまとめます。
5. グループ 1 を関連オブジェクト 1A01)のメンバ、特権 1 A01 の特権オブジェクトとして、RAC1
RAC2 A01 RAC デバイスとして追加します。
6. ユーザー 3 を関連オブジェクト 2A02)のメンバ、特権 2 A02 の特権オブジェクト、RAC2 A02
RAC デバイスとして追加します。
下の図に、複数ドメインの Active Directory オブジェクトの例を示します。このシナリオでは、CMC 2
RAC1 RAC2と、既存の Active Directory ユーザーが 3 (ユーザー 1ユーザー 2ユーザー 3あるとし
ます。ユーザー 1 はドメイン 1 に存在し、ユーザー 2 とユーザー 3 はドメイン 2 に存在しています。このシナ
リオでは、ユーザー 1 とユーザー 2 に両方の CMC へのシステム管理者特権を持つように設定し、ユーザー 3
RAC2 カードへのログイン特権を持つようにします。
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