Users Guide

最大節電モードが有効化されている。
UPS デバイスにより発行された自動コマンドラインスクリプトが、最大節電モードを有効化する。
最大節電モードでは、すべてのサーバーが最低限の電力レベルで動作し始め、その後のサーバー電力割り当
て要求はすべて拒否されます。このモードでは、電源投入されたサーバーのパフォーマンスが劣化する可能
性があります。追加サーバーには、その優先順位にかかわらず、電源を投入することはできません。
最大節電モードがクリアされると、システムがフルパフォーマンス状態に戻ります。
電源バジェットを維持するためのサーバー電力の低減
システムの消費電力量をユーザー設定の
システム入力電力制限
の範囲内に保つためにさらに電力が必要な場
合、CMC は優先順位の低いサーバーへの電力割り当てを削減します。たとえば、新しいサーバーの追加時に
おける電力 297 の管理と監視のため、CMC は優先順位が低いサーバーへの電力を削減し、新しいサーバーに
供給する電力を増量することがあります。優先順位の低いサーバーへの電力割り当てを削減した後も電力量
が不十分である場合は、CMC は新しいサーバーへの電力投入に十分な電力が解放されるまで、サーバーの性
能を低下させます。
CMC は次の 2 つの場合にサーバーの電力割り当てを削減します。
合計消費電力量が設定可能な
システム入力電力制限
を超える場合。
非冗長構成で電力障害が発生した場合。
110V PSU AC 動作
一部の PSU 110V AC 入力での動作をサポートします。この入力は、分岐回路の許容制限を越える可能性が
あります。110V AC に接続された PSU がある場合、ユーザーは、このエンクロージャの通常動作用に CMC
設定する必要があります。設定が行われておらず、110V PSU が検出されると、その後のサーバー電力割り当
て要求はすべて拒否されます。この場合、追加サーバーには、その優先順位にかかわらず、電源を投入する
ことはできません。CMC は、ウェブインタフェースまたは RACADM を使用して 110 V PSU を使用するように
設定することができます。
次の場合、電源装置エントリが SEL ログにログされます。
110V 電源装置が検出された、または取り外されたとき。
110V AC 入力動作が有効化または無効化されたとき。
シャーシが 110V モードで動作しており、ユーザーが 110V 動作をまだ有効化していな場合、全体的な電源正
常性は少なくとも非重要状況になります。非重要状況時には、「警告」アイコンがウェブインタフェースのメ
インページに表示されます。
110V 220V が混在した動作はサポートされません。両方の電圧が使用されていることを CMC が検出する
と、一方の電圧が選択され、もう一方の電圧に接続されている電源装置の電源が切断されて、障害とマーク
付けされます。
電源冗長性よりサーバーパフォーマンスを優先する
このオプションを有効化すると、電源冗長性の維持よりもサーバーパフォーマンスおよびサーバー起動が優
先されます。無効化されると、システムはサーバーパフォーマンスよりも電源冗長性を優先します。無効化
した時に、シャーシ内の
298 管理および監視電源装置が供給する電力が冗長性とフルパフォーマンスの両方
に十分な電力を提供しない場合、冗長性を保つために一部のサーバーで次が行われない場合があります。
フルパフォーマンスで稼働するために十分な電力の提供
電源投入
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