Users Guide

サーバー IOM MC のファブリック検証は、シャーシに電源投入されているときにのみ実行されま
す。シャーシがスタンバイ電源を使用している場合、サーバーモジュールの iDRAC の電源は切れたま
まとなるため、サーバーの MC ファブリックタイプを報告できません。MC ファブリックタイプは、
サーバーの iDRAC に電源投入されるまで CMC ユーザーインタフェースに報告されない場合がありま
す。さらに、シャーシに電源投入されている場合、サーバーまたは IOM の挿入時にファブリック検証
が行われます(オプション)。ファブリックの不一致が検出された場合、サーバーまたは IOM の電源
はオンになりますが、状態 LED が橙色に点滅します。
無効な構成
無効な構成には、次の 3 タイプがあります。
無効な MC または LOM 構成では、新しく取り付けられたサーバーのファブリックタイプが既存の IOM
ファブリックと異なる、つまり、単一のサーバーの LOM または MC がそれに対応する IOM によってサ
ポートされていません。この場合、シャーシ内の他のサーバーはすべて稼働していますが、不一致 MC
カードがあるサーバーには電源投入できません。サーバーの電源ボタンが橙色に点滅してファブリ
ックの不一致を警告します。
無効な IOM-MC 構成では、新しく取り付けられた IOM のファブリックタイプと常駐する MC のファブ
リックタイプが一致しない、またはそれらに互換性がありません。一致しない IOM は電源が切れた状
況に維持されます。CMC は無効な構成が記され、IOM 名が指定されている エントリを CMC およびハ
ードウェアログに追加します。CMC は不一致のファブリックタイプを持つ IOM のエラー LED を点滅
させます。アラートを送信するように CMC が設定されている場合は、CMC はこのイベントの電子メ
ールおよび / または SNMP アラートを送信します。
無効な IOM-IOM 構成では、新しく取り付けられた IOM に、グループ内にすでに取り付けられている
IMO と異なる、または互換性のないファブリックタイプが存在します。CMC は新しく取り付けられ
IOM を電源が切れた状況に維持し、IOM のエラー LED を点滅させ、CMC およびハードウェアログ不
一致についてのエントリをログします。
初回電源投入シナリオ
シャーシが電源に接続され、電源投入されると、サーバーよりも I/O モジュールが優先されます。各グループ
の最初の IOM が一番最初に電源投入されます。この時、ファブリックタイプの検証は行われません。グルー
プの最初のスロットに IOM がない場合、そのグループの 2 番目のスロットにあるモジュールに電源投入され
ます。両方のスロットに IOM がある場合は、整合性について 2 番目のスロットにあるモジュールが最初のス
ロットにあるモジュールと比較されます。
IOM に電源が投入された後、サーバーに電源が投入され、CMC はサーバーのファブリックタイプの整合性を
検証します。
パススルーモジュールとスイッチは、ファブリックが同じである場合、同じグループに属することが可能で
す。スイッチとパススルーモジュールは、異なるベンダーによって製造されたものである場合でも、同じグ
ループに存在できます。
IOM 正常性の監視
IOM 正常性の監視についての情報は、 IOM の情報と正常性状態の表示」および「個々の IOM の情報と正
常性状態の表示」を参照してください。
IOM 用ネットワークの設定
IOM を管理するために使用されるインタフェースのネットワーク設定を指定することができます。イーサネ
ットスイッチには帯域外管理ポート(IP アドレス)が設定されます。帯域内管理ポート(つまり VLAN1)の
設定にはこのインタフェースは使用されません。
IOM のネットワーク設定を行う前に、IOM に電源が入っている事を確認してください。
173