Users Guide
CMC のインストールと設定 53
CMC フェイルセーフモード
フェイルセーフモードでは、冗長
CMC
によって提供されるフェイルオーバー保
護と同じように、
M1000e
エンクロージャがフェイルセーフモードを有効にし、
ブレードと
I/O
モジュールを障害から保護します。フェイルセーフモードは、
シャーシを制御している
CMC
がないときに有効になります。
CMC
フェイルオー
バー時、または単一
CMC
管理にロスがある場合は以下の点にご注意ください。
•
新たに取り付けられたブレードの電源を入れることはできません。
•
既存のブレードにリモートでアクセスできません。
•
シャーシの冷却ファンは、コンポーネントの温度保護のために
100%
で稼
働します。
•
CMC
の管理が復元されるまで、電力消費を制限するためにブレードのパ
フォーマンスは低減します。
以下のような条件が発生すると、
CMC
が管理されなくなります。
•
CMC
の取り外し
— CMC
を交換したあと、またはフェイルオーバーからス
タンバイ
CMC
に引き継がれたあとに、シャーシ管理が再開します。
•
CMC
ネットワークケーブルの取り外し、またはネットワーク接続の切断
—
シャーシがフェイルオーバーしてスタンバイ
CMC
に引き継がれたあとに、
シャーシ管理が再開します。ネットワークフェイルオーバーは、冗長
CMC
モードでのみ有効になります。
•
CMC
のリセット
— CMC
が再起動したあと、またはシャーシがフェイル
オーバーしてスタンバイ
CMC
に引き継がれたあとに、シャーシ管理が再開
します。
•
CMC
フェイルオーバーコマンドの発行
—
シャーシがフェイルオーバーし
てスタンバイ
CMC
に引き継がれたあとにシャーシ管理が再開します。
•
CMC
ファームウェアのアップデート
— CMC
が再起動したあと、または
シャーシがフェイルオーバーしてスタンバイ
CMC
に引き継がれたあとに、
シャーシ管理が再開します。フェイルオーバーイベントが
1
つだけになるよ
うに、先にスタンバイ
CMC
をアップデートすることをお勧めします。
•
CMC
エラー検出と修正
— CMC
のリセット後、またはシャーシがフェイル
オーバーしてスタンバイ
CMC
に引き継がれたあとに、シャーシ管理が再開
します。
メモ
: 1 つの CMC または冗長 CMC を持つエンクロージャを設定できます。
冗長
CMC 設定では、プライマリ CMC がエンクロージャまたは管理ネット
ワークとの通信から切断されると、スタンバイ
CMC がシャーシ管理を引き
継ぎます。