Users Guide
320 電力管理
RACADM の使用
シリアル
/Telnet/SSH
テキストコンソールを開いて
CMC
に進み、ログインした
後、次を入力します。
racadm config -g cfgChassisPower -o
cfgChassisPowerCap <value>
ここで、
<
値
>
は
2715
~
16685
の範囲の数値で、電力の上限値をワット数で
表します。デフォルト値は
16685
です。
例えば、次のコマンド
racadm config -g cfgChassisPower -o cfgChassisPowerCap 5400
は、最大電力バジェットを
5400
ワットに設定します。
メモ
: 電力バジェットは 16685 ワットまでに制限されています。お使いのシャー
シの電力容量を超える
AC 電力バジェット値を設定しようとすると、エラーメッ
セージが表示されます。
電源バジェットを維持するためのサーバー電力の低減
システムの消費電力量をユーザー設定の
システムの入力電力の上限値
の範囲内に
保つためにさらに電力が必要な場合は、優先順位の低いサーバーへの電力割り当
てが低減されます。たとえば、新しいサーバーが追加された場合
§CMC
は優先順
位が低いサーバーへの電力を低減し、新しいサーバーに供給する電力を増やすこ
とがあります。優先順位の低いサーバーへの電力割り当てを低減した後も電力量
が不十分である場合は、
CMC
は新しいサーバーへの電力投入に十分な電力が確保
されるまで、サーバーの性能を低下させます。
CMC
は次の
2
つの場合にサーバーの電力割り当てを低減します。
•
合計消費電力量が設定可能な
システムの入力電力の上限値
を超える場合
(
319
ページの「電力バジェットの設定」を参照)
•
非冗長構成で電力故障が発生した場合。
サーバーへの優先レベルの割り当ての詳細については、
320
ページの「シャーシ
に対する電力制御操作の実行」を参照してください。
シャーシに対する電力制御操作の実行
メモ
: 電力の管理を行うには、シャーシ設定システム管理者 の権限が必要です。
メモ
: 電源制御操作はシャーシ全体に影響します。IOM に対する電力制御操作につ
いては、
322 ページの「IOM 上で電源制御操作の実行」を参照してください。
サーバーに対する電力制御操作については、
323 ページの「サーバーに対する電力
制御操作の実行」を参照してください。
CMC
は、手順に従ったシャットダウンなど、シャーシ全体(シャーシ、サー
バー、
IOM
、
iKVM
、
PSU
)に関するいくつかの電源管理操作を、ユーザーがリ
モート実行できるようにします。