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316 電力管理
冗長性ポリシー 次のオプションから選択できます。
•
冗長性なし
:電源装置からの電力は、シャーシ、サーバー、
I/O
モジュール、
iKVM
、
CMC
を含むシャーシ全体の電源投
入に使用されます。電源装置は予備に保存できません。
メモ
: 冗長性なしモードは、一度に必要な最低限度の電源装置
数を使用します。
PSU の最低台数が取り付けられると、バック
アップはできません。
3 台のうち 1 台の電源装置に障害が発生
すると、サーバーの電源が落ち、データを損失する恐れがあり
ます。複数の
PSU 最低必要数が表示されると、追加の PSU が
スタンバイモードとなり、
DPSE が有効になると電力効率が上
昇します。
•
電源装置冗長性
:どの電源装置
が故障してもサーバーモ
ジュールやシャーシの電源が切断されないように、シャーシ内
で最大定格の電源装置がスペアとして保持されます(ホットス
ペア)。
電源装置の冗長性
モードは、取り付けられたすべての電源装置
を利用するわけではありません。追加の電源装置が存在する場
合は、スタンバイモードにすると、
DPSE
が有効な場合に電力
効率を上げることができます。
電源装置冗長性
モードは、
シャーシの電力消費量が定格電力を超える場合、サーバーモ
ジュールが起動しないようにします。このモードで
2
台
の電
源装置が故障すると、シャーシ内の一部またはすべてのサー
バーモジュールの電源が切れてしまう可能性があります。サー
バーモジュールの性能はこのモードでは低下しません。
•
AC
冗長性
:
このモードでは、
6
台の
PSU
が
2
つの電力グ
リッドに分けられます(
PSU 1-3
を電力グリッド
1
に、
PSU
4-6
を電力グリッド
2
に接続)。
PSU
が故障したり、
AC
電力
を失ったりした場合は、冗長性ステータスは喪失状態になり
ます。
電源冗長性よりサー
バーパフォーマンスを
優先する
このオプションを有効にすると、電源冗長性の維持よりも、
サーバーのパフォーマンスとパワーアップが優先されます。こ
の機能の詳細については、
297 ページの「電源冗長性よりサー
バーパフォーマンスを優先する」
を参照してください。
表
9-16. 設定可能な電力バジェット / 冗長性のプロパティ (続き)
項目 説明