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概要 17
概要
Dell Chassis Management Controller
(
CMC
)は、ホットプラグ対応のシス
テム管理ハードウェアとソフトウェアのソリューションで、
Dell PowerEdge
M1000e
シャーシシステムに以下の機能を提供するように設計されています。
•
リモート管理機能
•
電源制御
•
冷却コントロール
CMC
は自身のマイクロプロセッサとメモリを持っており、差し込んだモジュラ
シャーシから電源が供給されます。
CMC
の利用を開始するには、
29
ページの
「
CMC
のインストールと設定」を
参照してください。
CMC
は、ブレードサーバーに複数のシステム管理機能を提供します。電源と温度
の管理は、
CMC
の基本的な機能です。
•
エンクロージャレベルのリアルタイム自動電力
/
温度管理。
–
CMC
は、システム電源要件を監視し、オプションの電源装置の動的制
御モードをサポートします。これにより、
CMC
は、電源の効率を改善
するため、負荷と冗長性の要件に応じて電源装置を動的に有効にしたり
スタンバイに設定したりすることができます。
–
CMC
はリアルタイムの消費電力を報告します(タイムスタンプ付きの
高低ポイントも記録されます)。
–
CMC
は、オプションでエンクロージャの最大電力限度の設定をサポー
トしています。これを設定すると、設定された最大電力限度値以下に保
つために、サーバーモジュールの調整や新しいブレードの電源オンの防
止など、アラートが生成されたり処置が実行されたりします。
–
CMC
は、実際の周囲温度と内部温度を測定して、ファンの冷却を監視
し、自動制御します。
–
CMC
は総合的なエンクロージャのインベントリを提供し、ステータス
/
エラーを報告します。
•
CMC
には、以下の設定を集中的に行うメカニズムが備わっています。
–
M1000e
エンクロージャのネットワークおよびセキュリティの設定
–
電源の冗長性とパワーシーリングの設定
–
I/O
スイッチと
iDRAC
ネットワークの設定
–
サーバーブレード上の最初の起動デバイス