Users Guide
CMC ウェブインタフェースの使用 149
CMC ユーザーの追加と設定
CMC
を装備したシステムを管理し、そのセキュリティを維持するため、特定の管
理者権限(または役割ベースの権限
)を持つ固有のユーザーを作成します。
セキュリティを強化するために、特定のシステムイベントが発生したときに特定
のユーザーに電子メールで警告を送るように設定することもできます。
ユーザータイプ
CMC
ユーザーと
iDRAC
ユーザーの
2
つのユーザータイプがあります。
CMC
ユーザーは「シャーシユーザー」とも呼ばれます。また、
iDRAC
がサーバー上に
介在するため、
iDRAC
ユーザーは「サーバーユーザー」とも呼ばれます。
CMC
ユーザーは、ローカルユーザーまたはディレクトリサービスユーザーにする
ことができます。また、
iDRAC
ユーザーも、ローカルユーザーまたはディレクト
リサービスユーザーにすることができます。
サーバーユーザーは
CMC
ユーザーとは独立して作成されるため、
CMC
ユーザー
が
サーバー管理者権限
を持つ場合を除き、
CMC
ユーザーに与えられる権限は
サーバー上の同じユーザーに自動的に転送されるわけではありません。つまり、
CMC Active Directory
ユーザーと
iDRAC Active Directory
ユーザーは、
Active Directory
ツリーの異なるブランチに位置することになります。ローカル
サーバーユーザーを作成するには、ユーザー設定システム管理者は直接サーバー
にログインする必要があります。ユーザー設定システム管理者は、
CMC
からサー
バーユーザーまたはその逆を作成できません。このルールにより、サーバーのセ
キュリティと整合性は保護されます。
表 5-42. ユーザータイプ
権限 説明
CMC ログイン
ユーザー
ユーザーは CMC にログインし、全 CMC データを表示できますが、
データの追加や修正、またはコマンドの実行はできません。
ユーザーは、CMC ログインユーザー権限を持たずに他の権限を持つ
こともできます。この機能は、ユーザーが一時的にログインを禁止
されている場合に便利です。そのユーザーの
CMC ログインユー
ザー権限が復元した場合にも、その前に与えられていたその他のす
べての権限を保持できます。