Users Guide
40 CMC のインストールと設定
CMC への初期アクセスの設定
CMC
をリモートで管理するには、
CMC
を管理ネットワークに接続してから
CMC
ネットワーク設定を行います。
メモ
: M1000e ソリューションを管理するには、管理ネットワークに接続している
必要があります。
CMC
のネットワーク設定の詳細については、
41
ページの「
CMC
ネットワーク
の設定」
を参照してください。この初期設定によって、
CMC
へのアクセスを可能
にするための
TCP/IP
ネットワークパラメータが割り当てられます。
各サーバーとすべてのスイッチ
I/O
モジュールのネットワーク管理ポートにある
CMC
と
iDRAC
は、
M1000e
シャーシ内の共通の内部ネットワークに接続され
ます。これにより、管理ネットワークは、サーバーデータネットワークから分離
できます。シャーシ管理に中断せずにアクセスするには、このトラフィックを分
離することが重要です。
CMC
は管理ネットワークに接続されます。
CMC
と
iDRAC
への外部アクセスは
すべて
CMC
介して達成できます。一方、管理サーバーへのアクセスは
I/O
モ
ジュール(
IOM
)へのネットワーク接続を介して行われます。これによって、ア
プリケーションネットワークを管理ネットワークから分離できます。
メモ
: シャーシ管理とデータネットワークを分離することを推奨します。Dell は、
ユーザー環境に不適切に統合されたシャーシのアップタイムのサポートまたは保証
はできません。データネットワーク上の潜在的なトラフィックのため、内部管理
ネットワーク上の管理インタフェースはサーバー向けのトラフィックにより飽和状
態になる可能性があります。このため、
CMC と iDRAC 間の通信に遅延が発生しま
す。遅延が起こると、
iDRAC が稼動中であっても CMC が iDRAC をオフライン状
態と見なしたりするなどの予期しないシャーシ動作が発生し、他の不要な動作が発
生する原因になります。管理ネットワークを物理的に分離することができない場合
は、
CMC および iDRAC トラフィックをそれぞれ異なる VLAN に分離するというオ
プションもあります。
CMC と個々の iDRAC ネットワークインタフェースは、
racadm setniccfg
コマンドを用いて VLAN を使用するように設定することも
できます。詳細については、『
RACADM Command Line Reference Guide for
iDRAC6 and CMC
』(iDRAC6 および CMC 用 RACADM コマンドラインリファレ
ンスガイド)を参照してください。
シャーシが
1
つの場合は、
CMC
およびスタンバイ
CMC
を管理ネットワークに
接続します。冗長
CMC
の場合は、別のネットワークケーブルを使用して
GB
CMC
ポートを管理ネットワークの
2
番目のポートに接続します。
シャーシが複数存在する場合は、各
CMC
を管理ネットワークに接続する基本接
続か、シャーシを直列式に接続し、
1
つの
CMC
のみを管理ネットワークに接続
するデイジーチェーン接続のいずれかを選択できます。基本接続タイプは管理
ネットワーク上のポートの使用数が多く、冗長性が高いという特徴を持ちます。
デイジーチェーン接続タイプでは管理ネットワーク上のポート数は少なくなりま
すが、
CMC
間の依存性が生じるため、システムの冗長性が低くなります。