Users Guide
I/O ファブリック管理 355
CMC
は、無効なハードウェア構成に関するエントリを、ハードウェアログと
CMC
ログの
両方に作成します。
たとえば、次のとおりです。
•
ファイバチャネル
IOM
に接続された
Ethernet MC
は無効な構成です。
ただし、同じ
IOM
グループに取り付けられた
Ethernet
スイッチおよび
Ethernet
パススルー
IOM
に接続された
Ethernet MC
は有効な構成です。
•
スロット
B1
と
B2
にファイバチャネルパススルー
IOM
とファイバチャネ
ルスイッチ
IOM
を実装した構成は、各サーバー上の最初の
MC
もファイバ
チャネルである場合は有効です。この場合、
CMC
は
IOM
とサーバーに電
源を投入します。ただし、特定のファイバチャンネル冗長性ソフトウェアは
この構成に対応していないものもあり、すべての有効な構成が対応する構成
であるとは限りません。
メモ
: サーバー IOM と MC のファブリック検証は、シャーシの電源がオンのとき
にのみ実行されます。シャーシがスタンバイ電源で稼動している場合、サーバーモ
ジュール上の
iDRAC の電源は切れたままであるため、サーバーの MC ファブリッ
クタイプを報告できません。
MC ファブリックタイプは、サーバー上の iDRAC に
電源が投入されるまでは、
CMC に報告されません。さらに、シャーシの電源がオ
ンのときは、ファブリック検証はサーバーまたは
IOM が挿入されるとき実行され
ます(オプション)。ファブリックの不一致が検出された場合、サーバーまたは
IOM
は電源がオンとなり、ステータス LED は 橙色 に点滅します。
無効な構成
無効な構成には、
3
種類あります。
•
無効な
MC
または
LOM
構成:新しく取り付けたサーバーのファブリック
タイプが既存の
IOM
ファブリックと異なる場合
•
無効な
IOM-MC
構成:新しく取り付けた
IOM
のファブリックタイプと冗
長
MC
のファブリックタイプが異なるかまたは互換性がない場合
•
無効な
IOM-IOM
構成:新しく取り付けた
IOM
とグループ内の既存の
IOM
のファブリックタイプが異なるか互換性がない場合
無効なメザニンカード(MC)構成
1
台のサーバーの
LOM
または
MC
がそれに対応する
IOM
でサポートされていない場合に、
MC
構成は無効になります。この場合、
MC
カードと一致しないサーバーは電源を入れるこ
とができませんが、シャーシ内の他のサーバーはすべて稼働可能です。サーバーの電源ボタ
ンが橙色に点滅し、ファブリックの不一致を警告します。
CMC
ログおよびハードウェアロ
グの詳細については、
388
ページの「イベントログの表示」
を参照してください。