Users Guide
電力管理 317
RACADM の使用
冗長性を有効にして冗長性ポリシーを設定するには、次の手順を実行します。
メモ
: 電力の管理を行うには、シャーシ設定システム管理者 の権限が必要です。
1
シリアル
/Telnet/SSH
テキストコンソールを開いて
CMC
に進み、ログイン
します。
2
必要に応じてプロパティを設定します。
•
冗長性ポリシーを選択するには、次のように入力します。
racadm config -g cfgChassisPower -o
cfgChassisRedundancyPolicy <value>
ここで、
<
value
>
は
0
(冗長性なし)、
1
(
AC
冗長性)、
2
(電源装置
冗長性)です。デフォルトは
0
です。
例えば、次のコマンド
racadm config -g cfgChassisPower -o
cfgChassisRedundancyPolicy 1
は、冗長性ポリシーを
1
に設定します。
電源装置の動的制御の
有効化
オプションで、動的電力制御を有効にします。動的制御
モード
では、消費電力に基づいて電源装置の電源を
オン(オンライ
ン)または
オフ(スタンバイ)にし、シャーシ全体の電力消費
量を最適化します。
たとえば、電力バジェットが
5000 ワットで、冗長ポリシーが
AC
冗長性モードに設定され、6 台の電源装置があると仮定し
ます。
CMC は、4 台の電源装置で AC 冗長性を確保でき、残り
の
2 台をスタンバイモードにできるものと判定します。新しく
インストールしたサーバーにさらに
2000W の電力が必要な場
合や、既存のシステム設定の電力効率を向上させる必要がある
場合は、
2 台のスタンバイ状態の電源装置が追加されます。
シャーシ電源ボタンを
無効にする
オプションで、シャーシの電力ボタンを無効にします。チェッ
クボックスがオンになっているときに、シャーシの電源ボタン
を押してシャーシの電源状態を変更しようとすると、このアク
ションは無視されます。
110 VAC
動作を許可
する
電源装置ユニットが 110V AC 入力に接続されると、オプショ
ンで通常の動作が許可されます。詳細については、
297 ページ
の「
110V の PSU の動作」を参照してください。
最大節電モード オプションで、ただちに最大節電モードを入力します。詳細に
ついては、
296 ページの「節電と最大節電モード」を参照して
ください。
表
9-16. 設定可能な電力バジェット / 冗長性のプロパティ (続き)
項目 説明