Users Guide
電力管理 301
PSU
が失敗すると、非重要な正常性状態になり、
PSU
障害イベントが生成されま
す。
PSU
を取り外すと、
PSU
の取り外しイベントが発生します。
いずれかのイベントが発生した結果、冗長性が喪失した場合は、電力割り当てに
基づいて、冗長性の喪失
イベントが生成されます。
後続の電力容量またはユーザーの電力容量がサーバーの割り当てよりも大きい場
合は、サーバーのパフォーマンスが劣化するか、最悪の場合には、サーバーの電
源が切断される恐れがあります。これらの電源切断は優先順の逆順に行われます。
つまり、優先順位の低いサーバーから電源が切断されます。
表
9-3
では、さまざまな
PSU
冗長構成における
PSU
の電源切断または
PSU
の取
り外しに対するファームウェアの対応を示します。
冗長性ポリシーが低下またはない状態の PSU 障害
ユーザーが
PSU
または
PSU
の
AC
コードを取り外すと、
CMC
は電力の節約を
開始します。
CMC
は、電力の割り当てをシャーシ内の残りの
PSU
でまかなう
ことができるようになるまで、優先順位の低いサーバーへの電力を節減します。
複数台の
PSU
を取り外す場合、
CMC
は
2
台目の
PSU
が取り外されたときに電
力必要量を再計算して、ファームウェアの対応を決定します。電源条件が満た
されていない場合、
CMC
は低優先順位ブレードサーバーの電源を切断する場合
があります。
表 9-3. PSU の障害または取り外しによるシャーシへの影響
PSU 構成 PSU 動的
制御
ファームウェアの対応
AC
冗長性 無効
CMC
はユーザーに
AC
冗長性の喪失をアラートします。
電源装置冗長性 無効
CMC
はユーザーに電源装置冗長性の喪失をアラートし
ます。
冗長性なし 無効 必要に応じて、優先度の低いサーバーへの電力を低減し
ます。
AC
冗長性 有効
CMC
はユーザーに
AC
冗長性の喪失をアラートします。
PSU
の障害または取り外しにより失われた電力バジェッ
トを補うために、スタンバイの
PSU
(存在する場合)の
電源がオンになります。
電源装置冗長性 有効
CMC
はユーザーに電源装置冗長性の喪失をアラートし
ます。
PSU
の障害または取り外しにより失われた電力バ
ジェットを補うために、スタンバイの
PSU
(存在する場
合)の電源がオンになります。
冗長性なし 有効 必要に応じて、優先度の低いサーバーへの電力を低減し
ます。