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電力管理 293
電源装置の動的制御
DPSE
(動的電源供給)モードは、デフォルトで無効に設定されています。
DPSE
は、電源からシャーシへの
PSU
のサーバー管理者を最適化して電力を保存
します。この結果、
PSU
の寿命が高まり、発熱を減らします。
CMC
は、エンクロージャ全体の電力割り当てを監視し、
PSU
を
スタンバイ
状態
にすることで、シャーシの総合電力割り当てをより少数の
PSU
で賄えるようにし
ます。オンライン
PSU
の利用率が高いほどより効率的であるため、効率の向上に
つながると同時に、スタンバイ
PSU
の寿命も延長できます。
残りの
PSU
を最大効率で動作するには:
•
DPSE
の
冗長性なし
モードでは、最適な
PSU
オンラインであるため、高い
電力効率が得られます。必要のない
PSU
はスタンバイモードになります。
•
DPSE
の
PSU
冗長性
モードでも、電力効率を得ることができます。最低
2
台の
PSU
をオンラインにし、
1
台には電源設定を行い、もう
1
台には
PSU
の障害に備えて冗長性を設定します。
PSU
冗長性
モードでは
1
台の
PSU
の故障に対して保護を提供しますが、
AC
グリッドを喪失した場合は保護さ
れません。
•
DPSE
の
AC
冗長性
モードは、
6
台のうち最低
2
台をアクティブ(各電力
グリッドに
1
台ずつ)にして、部分的に負荷のかかるモジュラエンクロー
ジャ構成の効率と最大電力供給のバランスを保ちます。
•
DPSE
を無効にすると、
6
台すべてを稼働して付加を分散させるため効率性
が下がるため、各電源装置の利用率も低下します。
DPSE
は、ここで説明された
3
つのすべての電源装置冗長性構成(
冗長性なし
、
電源装置冗長性
、
AC
の冗長性
)を有効にできます。
•
DPSE
の
冗長性なし
構成では、
M1000e
は
スタンバイ
状態で最大
5
台の
電源装置を保持できます。
PSU 6
台の構成では、一部の
PSU
ユニットを使
用しないでスタンバイ状態にしておくことで、電力効率を向上させます。
この構成でオンラインの
PSU
を取り外したり、障害が発生したりすると、
スタンバイ
状態の
PSU
は
オンライン
に切り替わります。ただし、スタン
バイ
PSU
がアクティブになるまでに最大
2
秒間かかるため、
冗長性なし
構
成での移行中に、一部のサーバーモジュールに電力が供給されなくなる場合
があります。
メモ
: このの PSU 3 台の構成では、サーバー負荷によって PSU が スタンバイ に移
行できないことがあります。
•
電源装置冗長性
構成では、エンクロージャは電源投入に必要な
PSU
以外
に、追加
PSU
の電源を常にオンに保ち、
オンライン
のマークを付けます。
電源使用量を監視し、システム全体の負荷に応じて、最大
4
台の
PSU
を
スタンバイ
状態に移行できます。
PSU 6
台の構成では、最低
2
台の電源装
置が常にオンに保たれます。