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電力管理 287
図 9-1. グリッドにつき PSU が 2 台とグリッド 1 に電源エラー
メモ
: この構成で 1 台の PSU に障害が発生すると、障害側の残りの 2 台の PSU
に オンライン のマークが付きます。この状態で、残りの PSU のいずれかに障害が
発生しても、システムの動作が中断されることはありません。
PSU に障害が発生す
ると、シャーシの正常性に
非重要 のマークが付きます。小さいグリッドでシャー
シ電源をすべて割り当てることができない場合は、
AC 冗長性は 冗長性なし と報告
され、シャーシの正常性は
重要 と表示されます。
電源装置冗長モード
電源装置冗長モードは、冗長電源グリッドが存在しないが、
1
台の
PSU
の障害で
モジュラエンクロージャ内のサーバーが停止しないようにする対策に役立ちます。
このため、最高容量の
PSU
は、予備のためにオンラインのままとなっています。
これにより、電源装置の冗長性プールが作成されます。図
9-2
に電源装置冗長
モードを図示します。
電力と冗長性のために必要な分を超えた
PSU
を利用することも可能で、これらは
障害時に備えて冗長性プールに追加されます。
AC
冗長性の場合と異なり、電源冗長性が選択された場合でも、
CMC
では、
PSU
ユニットを特定の
PSU
スロットの位置に設置する必要がありません。
メモ
: DPSE(動的電源供給)を使用すると、PSU をスタンバイ状態にできます。
スタンバイ状態は、電源の状態ではなく、物理的状態を示します。
DPSE を有効に
すると、余剰
PSU がスタンバイモードになり、効率アップと節電につながります。
電源
装置
#1
電源
装置
#2
空きス
ロット
#3
電源
装置
#4
電源
装置
#5
空きス
ロット
#6
AC
電源グリッド #1
AC
電源グリッド #2
シャーシ DC 電源バス