Users Guide
FlexAddress の使用 225
FlexAddress
機能を正しく導入するには、
BIOS
とファームウェアを次の順序で
アップデートしてください。
1
メザニンカードのファームウェアと
BIOS
をすべてアップデートします。
2
サーバーモジュールの
BIOS
をアップデートします。
3
サーバーモジュールの
iDRAC
ファームウェアをアップデートします。
4
シャーシ内の
CMC
ファームウェアをすべてアップデートします。冗長
CMC
がある場合は、必ず両方をアップデートしてください。
5
冗長
CMC
モジュールシステムではパッシブモジュールに、冗長なしのシス
テムでは
CMC
モジュール
1
つに
SD
カードを挿入します。
メモ
: FlexAddress をサポートする CMC ファームウェア(バージョン 1.10 以降)
がインストールされていないと、
FlexAddress の機能は有効になりません。
SD
カードのインストール手順については、『
Chassis Management Controller
(
CMC
)セキュアデジタル(
SD
)カード技術仕様』を参照してください。
メモ
: SD カードには、FlexAddress 機能が含まれています。システム機能障害の発
生を防ぐため、
SD カードに格納されているデータは暗号化されており、いかなる
複製や変更も禁止されています。
メモ
: SD カードはシャーシ 1 台につき 1 枚のみ使用できます。シャーシが複数台
ある場合は、必要な台数分の
SD カードを別途購入してください。
SD
機能カードがインストールされている
CMC
を再起動すると、
FlexAddress
機能が自動的に有効になります。これにより、この機能は現在のシャーシにバイ
ンドされます。
SD
カードを冗長
CMC
システムに取り付けた場合は、冗長
CMC
が有効になるまで
FlexAddress
機能は有効になりません。冗長
CMC
をアクティ
ブにする方法については、『
Chassis Management Controller
(
CMC
)セキュ
アデジタル(
SD
)カード技術仕様』を参照してください。
CMC
が再起動したら、
225
ページの「
FlexAddress
有効化の検証」
の項の手順
に従って有効化プロセスを確認します。
FlexAddress 有効化の検証
FlexAddress
の正しい有効化を確認するために、
RACADM
コマンドを使用し
て、
SD
機能カードおよび
FlexAddress
有効化を検証します。
SD
機能およびそれのステータスを検証するには、次の
RACADM
コマンドを使
用します。
racadm featurecard -s