Users Guide
● racadm getconfig -f <filename> .cfg と入力すると、このコマンドは現在の CMC 設定用に .cfg ファイルを構築し
ます。この設定ファイルは、独自の .cfg ファイルのサンプルおよび基礎として使用できます。
構文解析規則
● ハッシュ文字 (#) で始まる行はコメントとして取り扱われます。
コメント行は 1 列目から開始する必要があります。他の列の「#」文字は、# という文字として扱われます。
モデムパラメータでは文字列に # 文字が含まれている場合があります。エスケープ文字は必要ありません。racadm
getconfig -f <filename> .cfg コマンドで .cfg を生成し、エスケープ文字を追加しないで別の CMC に対して racadm
config -f <filename> .cfg コマンドを実行することができます。
たとえば、次のとおりです。
#
# This is a comment
[cfgUserAdmin]
cfgUserAdminPageModemInitString= <Modem init # not
a comment>
● グループエントリはすべて大カッコ([ と ])で囲む必要があります。
グループ名を示す [ 文字は 1 列目にある必要があります。このグループ名は、そのグループ内の任意のオブジェクトの前に指定
する必要があります。関連付けられたグループ名を含まないオブジェクトがあると、エラーが発生します。設定データは、
『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマンドラインリファレンスガイド』のデータベースプロパティ
の章で定義されているようにグループ化されます。次の例は、グループ名、オブジェクト、およびオブジェクトのプロパティ値
を示しています。
[cfgLanNetworking] -{group name}
cfgNicIpAddress=143.154.133.121 {object name}
{object value}
● すべてのパラメータは、「object」、「=」、または「value」の間に空白を入れず、「object=value」のペアとして指定されます。値の後
ろにある空白は無視されます。値の文字列内にある空白は変更されないまま残ります。= の右側の文字はそのまま使用されま
す(例、2 つ目の =、#、[、]、など)。これらの文字は、有効なモデムチャットスクリプト文字です。
[cfgLanNetworking] -{group name}
cfgNicIpAddress=143.154.133.121 {object value}
● .cfg パーサーはインデックスオブジェクトエントリを無視します。
ユーザーは、使用するインデックスを指定できません。インデックスが既に存在する場合は、そのインデックスが使用される
か、そのグループで最初に使用可能なインデックスに新しいエントリが作成されます。
racadm getconfig -f <filename>.cfg コマンドは、インデックスオブジェクトの前にコメントを配置するため、ここで
コメントを確認できます。
メモ: 次のコマンドを使用すると、インデックスグループを手動で作成できます。
racadm config -g <groupname> -o <anchored object> -i <index 1-4> <unique anchor name>
● インデックス付きグループの行を .cfg ファイルから削除することはできません。この行をテキストエディタで削除すると、
RACADM は設定ファイルを解析するときに停止し、エラーが発生したことを警告します。
次のコマンドを使用して、手動でインデックスオブジェクトを削除する必要があります。
racadm config -g <groupname> -o <objectname> -i <index 1-4> ""
メモ: NULL 文字列(2 つの " 文字で示される)は、指定したグループの索引を削除するように CMC に命令します。
インデックス付きグループの内容を表示するには、次のコマンドを実行します。
racadm getconfig -g <groupname> -i <index 1-4>
CMC の設定 93