Users Guide
4. 新しく作成した設定ファイルを使ってターゲット CMC を変更します。 コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
racadm config -f myfile.cfg
5. 設定されたターゲット CMC をリセットします。コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
racadm reset
getconfig -f myfile.cfg サブコマンドは、アクティブ CMC の設定を要求し、myfile.cfg ファイルを生成します。必
要に応じて、ファイル名の変更、または別の場所への保存を行うことができます。
getconfig コマンドを使用して、次の操作を実行できます。
● グループのすべての設定プロパティを表示する(グループ名とインデックスで指定)。
● ユーザーのすべての設定プロパティをユーザー名別に表示する。
config サブコマンドは、この情報をその他の CMC にロードします。サーバー管理者は config コマンドを使ってユーザーとパ
スワードのデータベースを同期します。
CMC 設定ファイルの作成
CMC 設定ファイル <filename>.cfg は、単純なテキストファイルを作成するために racadm config -f <filename>.cfg
コマンドと共に使用されます。このコマンドを使用すると、(.ini ファイルに類似した)設定ファイルを構築し、このファイルか
ら CMC を設定することができます。
ファイル名は自由に指定できます。ここでは拡張子 .cfg を付けて説明していますが、その必要はありません。
メモ: getconfig サブコマンドの詳細については、『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマンドラ
インリファレンスガイド』を参照してください。
RACADM は、.cfg ファイルが CMC に初めてロードされるときにそのファイルを解析して、有効なグループ名およびオブジェクト
名が存在し、シンプルな構文規則に沿っていることを検証します。エラーはエラーを検知した行番号と共に示され、メッセージによ
りその問題が説明されます。正確性についてファイル全体が解析され、すべてのエラーが表示されます。.cfg ファイルにエラーが
発見された場合、書き込みコマンドは CMC に転送されません。設定を行う前に、すべてのエラーを訂正する必要があります。
設定ファイルを作成する前にエラーをチェックするには、config サブコマンドで -c オプションを使用します。-c オプションを
使用すると、config は構文を確認するだけで、CMC への書き込みは行いません。
.cfg ファイルを作成するときは、次のガイドラインに従ってください。
● パーサーがインデックス付けされたグループを見つけた場合、さまざまなインデックスの違いはアンカー付きオブジェクトの値
で示されます。
パーサーは、CMC からそのグループのすべてのインデックスを読み取ります。グループ内のオブジェクトは、CMC が設定され
たときに変更されたものです。変更されたオブジェクトが新しいインデックスを表す場合、設定中にそのインデックスが CMC
に作成されます。
● ユーザーは .cfg ファイルの必要なインデックスを指定できません。
インデックスは作成したり、削除したりすることができます。時間が経過するにつれて、使用済みおよび未使用のインデック
スでグループが断片化される可能性があります。インデックスが存在する場合は、変更されます。インデックスが存在しない場
合は、最初に使用できるインデックスが使用されます。
この方法では、管理されているすべての CMC 間でインデックスを完全に一致させる必要がないので、インデックスエントリを
柔軟に追加できます。新しいユーザーは、最初に使用できるインデックスに追加されます。1 つの CMC で正しく解析および実
行される .cfg ファイルは、すべてのインデックスが一杯で新しいユーザーを追加する必要がある場合、正しく実行されない可
能性があります。
● 同等のプロパティを持つ CMC を両方共に設定するには、racresetcfg サブコマンドを使用します。
racresetcfg サブコマンドを使用して CMC を初期のデフォルトにリセットした後、racadm config -f
<filename>.cfg コマンドを実行します。.cfg ファイルに、必要なオブジェクト、ユーザー、インデックス、およびその他
のパラメータがすべて含まれていることを確認してください。オブジェクトおよびグループの詳細については、『Chassis
Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
注意: racresetcfg サブコマンドを使用して、データベースと CMC ネットワークインタフェース設定を元のデフォルト設
定にリセットし、すべてのユーザーとユーザー設定を削除します。root ユーザーは使用可能ですが、その他のユーザー設定
もデフォルト設定にリセットされます。
92 CMC の設定