Users Guide
メモ: Lifecycle Controller ベースのアップデート機能を使用する前に、サーバのファームウェアのバージョンをアップデートする
必要があります。また、サーバコンポーネントのファームウェアモジュールをアップデートする前に、CMC ファームウェアをア
ップデートする必要もあります。
メモ: コンポーネントのファームウェアをアップデートするには、サーバで CSIOR オプションが有効になっている必要がありま
す。CSIOR を有効にするには、次の手順を実行します。
● 第 12 世代サーバー以降 — サーバーを再起動した後、F2 セットアップから、[iDRAC 設定] > [Lifecycle Controller]の順
に選択して[CSIOR]を有効にし、変更を保存します。
● 第 13 世代サーバ — サーバを再起動した後、プロンプトが表示されたら、F10 キーを押して Lifecycle Controller にアクセスし
ます。ハードウェア構成ハードウェアインベントリの順に選択して、ハードウェアインベントリページに移動します。ハー
ドウェアインベントリ ページで、再起動時にシステムインベントリを収集 をクリックします。
Update from File メソッドを使用すれば、ローカルシステムに格納された DUP ファイルを使用して、サーバコンポーネントのファ
ームウェアをアップデートすることができます。個々のサーバコンポーネントを選択し、必要な DUP ファイルを使用して、ファー
ムウェアをアップデートすることができます。SD カードを使用して、48 MB 以上のメモリサイズの DUP ファイルを保存すること
で、多数のコンポーネントを一度に更新することができます。
メモ: 次に注意してください。
● アップデートする個別のサーバコンポーネントを選択する場合は、選択したコンポーネント間に依存関係がないことを確認
してください。アップデートの際、他のコンポーネントに依存しているコンポーネントを選択すると、サーバの機能が急に
中断する原因になることがあります。
● 推奨される順序でサーバコンポーネントをアップデートしてください。そうでないと、コンポーネントのファームウェアア
ップデートの処理に失敗する可能性があります。
サーバーコンポーネントファームウェアは常に以下の順序でアップデートしてください。
○ BIOS
○ Lifecycle Controller
○ iDRAC
シングルクリックですべてのブレードをアップデートします。または、ネットワーク共有からアップデート を使用すれば、ネット
ワーク共有に保存されている DUP ファイルを使用してサーバコンポーネントのファームウェアをアップデートすることができま
す。Dell Repository Manager(DRM)ベースのアップデート機能を使用すると、ネットワーク共有に保存されている DUP ファイルに
アクセスして、1 回の操作でサーバコンポーネントをアップデートできます。Dell Repository Manager を使用して、ファームウェア
DUP とバイナリイメージのカスタムリモートリポジトリを設定し、ネットワーク共有で共有することができます。または、Dell
Repository Manager(DRM)を使用して、利用可能な最新のファームウェアアップデートを確認します。Dell Repository Manager
(DRM)では、最新の BIOS、ドライバ、ファームウェア、ソフトウェアにより、Dell システムが最新の状態になっていることを確
認できます。サポートサイト(support.jp.dell.com)では、ブランドとモデルまたはサービスタグに基づいて、対象プラットフォ
ームの入手可能な最新のアップデートを検索できます。アップデートをダウンロードすることも、検索結果からリポジトリを作成す
ることもできます。DRM を使用して最新のファームウェア アップデートを検索する方法については、https://www.kb.dell.com/の
『Using Dell Repository Manager to Search for the Latest Updates on the Dell Support Site』(Dell Repository Manager を使用してデル サ
ポート サイトで最新のアップデートを検索する)を参照してください。DRM がリポジトリーを作成するための入力として使用する
インベントリー ファイルを保存する方法については、「CMC ウェブ インターフェイスを使用したシャーシ インベントリー レポート
の保存」を参照してください。
メモ: [シングル クリック]ですべてのブレードをアップデートする方法には、次の利点があります。
● 最小のクリック数で、すべてのブレードサーバーのすべてのコンポーネントをアップデートすることが可能。
● すべてのアップデートは、ディレクトリにパッケージ化されています。これにより、各コンポーネントのファームウェアを
個別にアップロードする必要はなくなります。
● サーバーコンポーネントをアップデートするためのより短時間かつ一貫的な方法。
● サーバーコンポーネントの必要なアップデートバージョンで標準イメージを維持することができ、一回の操作で複数のサー
バーをアップデートするために使用することが可能。
● アップデートのディレクトリは、Dell Server Update Utility(SUU)のダウンロード DVD からコピーすることができます。ま
たは、Dell Repository Manager(DRM)で必要なアップデートバージョンを作成して、カスタマイズすることもできます。
このディレクトリを作成するには、最新バージョンの Dell Repository Manager は必要ありません。ただし、Dell Repository
Manager バージョン 1.8 では、シャーシ内のサーバからエクスポートされたインベントリに基づいて、リポジトリ(アップ
デートのディレクトリ)を作成するオプションがあります。Dell Repository Manger を使用してリポジトリーを作成する方法
については、『Dell Repository Manager Data Center Version 1.8 User’s Guide』(Dell Repository Manager Data Center バージョン
54 ファームウェアのアップデート