Users Guide
サーバー iDRAC ファームウェアのアップデート
iDRAC のファームウェアは、CMC ウェブインタフェース、または RACADM を使用してアップデートできます。この機能を使用す
るには、Enterprise ライセンスが必要です。
iDRAC 搭載のサーバーの場合、iDRAC ファームウェアバージョンは 1.40.40 以降であることが必要です。
ファームウェアアップデート後は、iDRAC(サーバー上)がリセットされ、一時的に使用不可になります。
メモ: Chassis Management Controller を使用して iDRAC ファームウェアをアップデートするには、シャーシ内で SD カードが使
用可能である必要があります。ただし、iDRAC ウェブインタフェースを介して iDRAC ファームウェアをアップデートする場合
は、CMC 内に SD カードは必要ありません。CMC からの iDRAC ウェブインタフェースの起動に関する詳細については、「サー
バー状態ページからの iDRAC の起動」を参照してください。
ウェブインタフェースを使用したサーバー iDRAC ファームウェアのアッ
プデート
サーバーの iDRAC ファームウェアをアップデートするには、次の手順を実行します。
1. 次のいずれかのページに移動します。
● シャーシ概要 > アップデート。
● サーバー概要 > アップデート > サーバーコンポーネントアップデート。
ファームウェアのアップデート ページが表示されます。
メモ:
サーバー iDRAC ファームウェアは、シャーシ概要 > サーバー概要 > アップデート を使用してアップデートすることもできま
す。詳細については、「サーバーコンポーネントファームウェアのアップデート」を参照してください。
2. iDRAC7 または iDRAC8 ファームウェアをアップデートするには、それぞれ iDRAC7 ファームウェア または iDRAC8 ファームウ
ェア セクションで、ファームウェアをアップデートするサーバーの アップデート リンクをクリックします。
サーバーコンポーネントアップデート ページが表示されます。続行するには、「サーバーコンポーネントファームウェアのアップ
デート」を参照してください。
3. ファームウェアイメージ フィールドに、管理ステーションまたは共有ネットワーク上のファームウェアのイメージファイルへの
パスを入力するか、参照 をクリックし、ファイルの保存場所にナビゲートします。デフォルトの iDRAC ファームウェアイメー
ジ名は firming.imc です。
4. ファームウェアアップデートを開始する をクリックし、はい をクリックします。
ァームウェアアップデートの進行状況 セクションに、ファームウェアアップデートの状態情報が表示されます。進捗バーがアッ
プロードプロセス状態を示します。ファイル転送時間は、接続速度に応じて変化します。内部アップデート処理が始まると、
ページが自動的に更新され、ファームウェアアップデートタイマーが表示されます。
メモ: 追加手順:
● ファイル転送時に、更新 アイコンをクリックしたり、他のページへ移動しないでください。
● アップデートプロセスをキャンセルするには、ファイル転送およびアップデートのキャンセル をクリックします。この
オプションは、ファイル転送時にのみ、利用可能です。
● アップデート状態 フィールドにファームウェアのアップデート状態が表示されます。
iDRAC ファームウェアのアップデートには、最大 10 分かかることがあります。
サーバーコンポーネントファームウェアのアップデート
CMC の 1 対多のアップデート機能を使用すれば、複数のサーバのサーバコンポーネントファームウェアをアップデートできます。
サーバコンポーネントファームウェアは、ローカルシステムまたはネットワーク共有上の Dell Update Package(DUP)を使用してア
ップデートします。この操作は、サーバの Lifecycle Controller 機能を利用しています。
Lifecycle Controller サービスは、iDRAC を利用したサーバ単位で使用可能なサービスです。サーバのコンポーネントのファームウェア
とデバイスは、Lifecycle Controller サービスで管理できます。Lifecycle Controller は、ファームウェアをアップデートする際に最適化
アルゴリズムを使用して、再起動の回数を効率的に削減します。
Lifecycle Controller は、iDRAC7 以降のサーバーに対してモジュールアップデートサポートを提供します。
ファームウェアのアップデート 53