Users Guide
○ 解決策: この問題は、ファンの電力需要の増加がサーバーへの電力割り当てを削減することによって埋め合わされる結果と
なる値に システム入力電力上限 が設定されている場合に発生します。サーバーパフォーマンスに影響することなくファン
に追加電力を割り当てる事を可能にするため、ユーザーは システム入力電力上限 をより大きい値に増やすことができます。
アラートのトラブルシューティング
CMC アラートのトラブルシューティングには、CMC ログとトレースログを使用します。各 E-メール、および / または SNMP トラ
ップの送信試行の成功と失敗は CMC ログに、特定のエラーを説明する追加情報はトレースログにログされます。ただし、SNMP は
トラップの送信を確認しないので、ネットワークアナライザ、または Microsoft の snmputil などのツールを使用して、管理下システ
ムのパケットをトレースしてください。
イベントログの表示
管理下システムで発生したシステムにとって重要なイベントの情報には、ハードウェアログおよびシャーシログを表示することが
できます。
ハードウェアログの表示
CMC はシャーシで発生したイベントのハードウェアログを生成します。ハードウェアログは、ウェブインタフェースおよびリモー
ト RACADM を使用して表示できます。
メモ: ハードウェアログをクリアするには、ログのクリアシステム管理者 特権が必要です。
メモ: 特定のイベント発生時に E-メールまたは SNMP トラップを送信するように CMC を設定することができます。アラート
を送信するための CMC の設定についての情報は、「アラートを送信するための CMC の設定」を参照してください。
ハードウェアログエントリの例
critical System Software event: redundancy lost
Wed May 09 15:26:28 2007 normal System Software
event: log cleared was asserted
Wed May 09 16:06:00 2007 warning System Software
event: predictive failure was asserted
Wed May 09 15:26:31 2007 critical System Software
event: log full was asserted
Wed May 09 15:47:23 2007 unknown System Software
event: unknown event
CMC ウェブインタフェースを使用したハードウェアログの表示
ハードウェアログは表示、保存、およびクリアすることが可能です。ログは、列の見出しをクリックすることにより、重大度、日
付 / 時刻、または説明を基準に並べ替えすることができます。列の見出しを再度クリックして、並び順を逆にします。
CMC ウェブインタフェースを使用してハードウェアログを表示するには、左ペインで シャーシ概要 > ログ をクリックします。ハ
ードウェアログ ページが表示されます。管理下ステーションまたはネットワークにハードウェアログのコピーを保存するには、ログ
の保存 をクリックしてから、ログのテキストファイルの場所を指定します。
メモ: ログはテキストファイルとして保存されるため、ユーザーインタフェースで重大度を示すために使用されるグラフィック
イメージは表示されません。テキストファイルでは、重大度は OK、情報、不明、警告、重大 という単語で示されます。日付 /
時刻のエントリは昇順で表示されます。日付 / 時刻 列に <システム起動> が表示される場合は、日付または時刻が利用できな
い、モジュールの電源オンまたは電源オフ中にイベントが発生したことを意味します。
ハードウェアログをクリアするには、ログのクリア をクリックします。
メモ: CMC はログがクリアされたことを示す新しいログエントリを作成します。
メモ: ハードウェアログをクリアするには、ログのクリア管理者 権限が必要です。
206 トラブルシューティングとリカバリ