Users Guide
表 42. CMC パスワードジャンパの設定 (続き)
ジャンパー コマン
ド
ジャンパーの画像 ジャンパーの状態 ジャンパー リセット ステータス
パスワードリセット機能は有効です。
メモ: 作業を開始する前に、CMC モジュールがパッシブ状態にあることを確認してください。
J_PWORD ジャンパが取り付けられている場合、デフォルトのシステム管理者アカウントとパスワードが有効化され、次のデフォ
ルト値に設定されます。
username: root
password: calvin
アカウントが削除されたかどうか、またはパスワードが変更されたかどうかに関わらず、管理者アカウントはリセットされます。
メモ: J_PWORD ジャンパが取り付けられると、次のように(設定プロパティ値ではなく)デフォルトのシリアルコンソール設
定が使用されます。
cfgSerialBaudRate=115200
cfgSerialConsoleEnable=1
cfgSerialConsoleQuitKey=^\
cfgSerialConsoleIdleTimeout=0
cfgSerialConsoleNoAuth=0
cfgSerialConsoleCommand=""
cfgSerialConsoleColumns=0
次の手順で、システム管理者パスワードを忘れた場合のリセット方法を説明します。
1. ハンドルの CMC リリース ラッチを押し、モジュールの前面パネルを引きます。CMC モジュールをエンクロージャから引き出し
ます。
メモ: 静電気放出(ESD)により CMC が損傷するおそれがあります。特定の条件下で、ESD が身体または物体に蓄積され、
CMC に放電することがあります。ESD による損傷を防ぐため、シャーシの外側にある CMC を取り扱う際は、身体から放
電される静電気に対して予防策を講じてください。
2. ジャンパーを使用してパスワードのリカバリー ヘッダー ピンを短絡させます。
3. パスワード リセット コネクターからジャンパー プラグを取り外し、2 ピンのジャンパーを挿入してデフォルトの管理者アカウン
トを有効にします。CMC 基板上のパスワード ジャンパーの位置は、次の図で確認できます。
4. CMC モジュールをエンクロージャに挿入します。取り外したケーブルを元どおりに取り付けます。
メモ: 残りの手順が完了するまで、CMC モジュールがアクティブ状態になっていることを確認します。
5. CMC の再起動が完了するまで待ちます。Web インターフェイスのシステム ツリーで、[シャーシの概要]に移動し[電源] >
[制御]をクリックして、[CMC のリセット(ウォーム ブート)]を選択、[適用]をクリックします。
6. デフォルトの管理者ユーザー名「root」とパスワード「calvin」を使用してアクティブな CMC にログインし、必要なユーザー アカウ
ント設定を復元します。既存のアカウントとパスワードは無効化されておらず、アクティブなままです。
7. システム管理者パスワードの作成を含む、必要な管理処置を実行します。
8. ハンドルの CMC リリース ラッチを押し、モジュールの前面パネルを引きます。CMC モジュールをエンクロージャから引き出し
ます。
9. パスワードのリカバリー ヘッダーから 2 ピン ジャンパーを取り外し、ジャンパー プラグを元に戻します。
10. CMC モジュールをエンクロージャに挿入します。取り外したケーブルを元どおりに取り付けます。手順 4 を繰り返して、ジャ
ンパーのない CMC モジュールをアクティブ CMC にします。
RACDUMP を使用した設定情報、シャーシ状態、およびロ
グの収集
racdump サブコマンドは、包括的なシャーシ状態、設定状況情報、イベントログの履歴を収集するための単一のコマンドを提供し
ます。
racdump サブコマンドは、次の情報を表示します。
トラブルシューティングとリカバリ 203