Users Guide
CMC の IP アドレスから送信された電子メールを受け入れるように SMTP 電子メールサーバーを設定します。この機能は通常、セキ
ュリティ上の理由でほとんどのメールサーバーでオフになっています。これをセキュアな方法で設定する手順は、SMTP サーバーに
同梱のマニュアルを参照してください。
メモ: メールサーバーが Microsoft Exchange Server 2007 である場合、iDRAC から電子メールアラートを受信するには、そのメー
ルサーバー用に iDRAC ドメイン名が設定されていることを確認してください。
メモ: 電子メールアラートは IPv4 および IPv6 アドレスの両方をサポートします。IPv6 を使用する場合には、DRAC DNS ドメイ
ン名を指定する必要があります。
ご利用のネットワークに定期的に IP アドレスを解放し、異なるアドレスで更新する SMTP サーバーが存在する場合、指定した SMTP
サーバーの IP アドレスが変更されるときに、このプロパティ設定が機能しない期間が生じます。そのような場合は、DNS 名を使用
してください。
CMC ウェブインタフェースを使用した E-メールアラートの設定
ウェブインタフェースを使用して E-メールアラートを設定するには、次の手順を実行します。
1. 左ペインで、シャーシ概要 > アラート > E-メールアラートの設定 をクリックします。
2. SMTP E-メールサーバー設定と、アラートを受信する E-メールアドレスを指定します。フィールドの説明については『オンライン
ヘルプ』を参照してください。
3. 設定を保存するには、適用 をクリックします。
4. E-メールのテスト で 送信 をクリックして、指定した E-メールアラートの宛先にテスト E-メールを送信します。
RACADM を使用した E-メールアラートの設定
RACADM を使用して E-メールアラートの送信先にテスト E-メールを送信するには、次の手順を実行します。
1. シリアル /Telnet/SSH テキストコンソールを開いて CMC に進み、ログインします。
2. アラートの生成を有効にします。
racadm config -g cfgAlerting -o cfgAlertingEnable 1
メモ: SNMP と E-メールアラートの両方とも、設定できるフィルタマスクは 1 つだけです。フィルタマスクをすでに設定し
た場合は、手順 3 のタスクは実行しないでください。
3. アラートが生成されるべきイベントを指定します。
racadm config -g cfgAlerting -o cfgAlertingFilterMask <mask value>
ここで、<mask value> は 0x0~0xffffffff の 16 進数値で、0x で始まる形式である必要があります。イベントトラップのフィ
ルタマスク表は、各イベントタイプ向けのフィルタマスクを提供します。有効にするフィルタマスクの 16 進値の計算方法は、
「RACADM を使用した SNMP トラップアラート送信先の設定」の手順 3 を参照してください。
4. E-メールアラートの生成を有効にします。
racadm config -g cfgEmailAlert -o cfgEmailAlertEnable 1 -i <index>
ここで、<index> は 1~4 の範囲の値です。CMC ではインデックス番号を使用して、設定可能な最大 4 つの送信先 E-メールア
ドレスを区別します。
5. E-メールアラートを受信する送信先 E-メールアドレスを指定します。
racadm config -g cfgEmailAlert -o cfgEmailAlertAddress <email address> -i <index>
ここで、<email address> は有効な E-メールアドレスで、<index> は手順 4 で指定したインデックス値です。
6. E-メールアラートを受信する人の名前を指定します。
racadm config -g cfgEmailAlert -o cfgEmailAlertEmailName <email name> -i <index>
ここで、<email name> は、E-メールアラートを受信する人またはグループの名前で、<index> は手順 4 と 5 で指定したイン
デックス値です。E-メール名は、32 文字以内の英数字、ハイフン、下線、ピリオドで指定します。スペースは使用できません。
アラートを送信するための CMC の設定 119