Users Guide
管理ステーションからリモート RACADM を使用するには、システムに付随する『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』を使用してリモート RACADM をインストール
します。この DVD には、次の Dell OpenManage コンポーネントが含まれます。
l DVD ルート — Dell System Build and Update Utility が含まれます。
l SYSMGMT — Dell OpenManage Server Administrator を含むシステム管理ソフトウェアの製品が含まれます。
l Docs — このディレクトリには、システム、システム管理ソフトウェア製品、周辺機器および RAID コントローラのマニュアルが入っています。
l SERVICE — システムを設定するために必要なツールやシステムの最新の診断および Dell 最適化ドライバが含まれます。
Dell OpenManage ソフトウェアコンポーネントのインストールの詳細については、DVD または support.dell.com にある『Dell OpenManage のインストールとセキュリティユーザーガイド』を
参照してください。Dell DRAC Tools の最新バージョンは、デルのサポートサイト support.dell.com からもダウンロードできます。
RACADM の Linux 管理ステーションへのインストール
1. 管理下システムコンポーネントを取り付けようとしている、サポートされた Red Hat Enterprise Linux または SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムを実行するシス
テムに、root 権限でログインします。
2. DVD ドライブに『Dell Systems Management Tools and Documentation DVD』を挿入します。
3. DVD を必要なロケーションにマウントするには、mount コマンドまたは類似のコマンドを使用します。
4. SYSMGMT/ManagementStation/linux/rac ディレクトリに移動します。 RAC ソフトウェアをインストールするには、次のコマンドを入力します。
rpm -ivh *.rpm
5. RACADM コマンドのヘルプを表示するには、前のコマンドを入力した後「racadm help 」と入力します。RACADM の詳細については、 RACADM コマンドラインインタフェースの使用を参照し
てください。
racadm getconfig -f <ファイル名>
リモート racadm の詳細については、RACADM へのリモートアクセスおよびそれに続く項を参照してください。
Linux 管理ステーションから RACADM のアンインストール
1. 管理ステーション機能をアンインストールするシステムに、root でログインします。
2. 次の rpm クエリコマンドを使用して、インストールされている DRAC ツールのバージョンを確認します。
rpm -qa | grep mgmtst-racadm
3. アンインストールするパッケージバージョンを確認してから、rpm -e `rpm -qa | grep mgmtst-racadm` コマンドを使って機能をアンインストールします。
ウェブブラウザの設定
シャーシに取り付けられている CMC、サーバー、モジュールはウェブブラウザを使って設定、管理することができます。デルサポートサイト support.dell.com/manuals の『Dell Dell Systems
Software Support Matrix(システムソフトウェアサポートマトリックス)』の対応ブラウザの項を参照してください。
CMC とブラウザを使用する管理ステーションは同じネットワーク上にあることが必要です。このネットワークを管理ネットワークと呼びます。セキュリティ要件によっては、管理ネットワークをセキュリティ
上、安全な分離されたネットワークにすることができます。
また、ブラウザの一部の機能が接続性や性能に支障をきたすことがあります。特に管理ネットワークがインターネットへの経路を持たない場合はご注意ください。管理ステーションで Windows オペレ
ーティングシステムが稼動している場合は、コマンドラインインタフェースを使って管理ネットワークにアクセスする場合でも Internet Explorer の設定により接続が妨げられることがあります。
プロキシサーバー
管理ネットワークにアクセスしていないプロキシサーバーからブラウズするには、管理ネットワークアドレスをブラウザの例外リストに追加します。これにより、管理ネットワークにアクセスする際、ブラウ
ザはプロキシサーバーを迂回することができます。
メモ:Red Hat Enterprise Linux 5 オペレーティングシステムでは、DVD は -noexec mount オプションで自動マウントされています。このオプションでは、DVD から実行可能ファイルを
実行することはできません。手動で DVD-ROM をマウントしてから実行ファイルを実行する必要があります。
メモ:RACADM リモート機能を使うとき、ファイル操作を含む RACADM サブコマンドを使用する対象となるフォルダへの書き込み権限が必要です。例:
メモ:ファイアウォールやプロキシサーバーなどの管理ネットワークのセキュリティ対策によって、ウェブブラウザから CMC へのアクセスが妨げられることがないことを確認してください。