Users Guide
iDRAC QuickDeploy
iDRAC の導入 ページの iDRAC QuickDeploy 選択には、新規に挿入されたサーバーに適用されるネットワーク設定が含まれます。この設定を使って QuickDeploy セクションの iDRAC ネ
ットワーク設定 テーブルに値を自動入力できます。QuickDeploy を有効にすると、対象サーバーがインストールされたときに QuickDeploy の設定値をサーバーに適用します。iDRAC
QuickDeploy の設定については、LCD 設定ウィザードを使用したネットワーク設定の手順 8 を参照してください。
iDRAC QuickDeploy の設定を有効にし、設定を行うには、次の手順を実行します。
1. CMC ウェブインタフェースにログインします。
2. システムツリーで サーバーの概要 を選択します。
3. セットアップ タブをクリックします。iDRAC の導入ページが表示されます。
4. 必要に応じて QuickDeploy を設定します。
表 5-59.QuickDeploy設定
5. 選択を保存するには QuickDeploy 設定を保存する ボタンをクリックします。iDRAC ネットワークの設定を変更した場合は、iDRAC ネットワークの設定を適用する ボタンをクリックし
て、iDRAC への設定を適用します。
6. 表を前回保存した QuickDeploy 設定に更新して、インストールされた各サーバーの iDRAC ネットワーク設定を現在の値に回復するには、更新 ボタンをクリックします。
設定
説明
QuickDeploy を有効にす
る
新規に挿入されたサーバーに対してこのページで設定した iDRAC に自動的に表示する QuickDeploy 機能を有効 / 無効にします。自動確認は必ずローカル
の LCD パネルで確認します。
メモ: これには、サーバー追加時に iDRAC ルートパスワードを設定する ボックスをチェックしたときのルートユーザーパスワードが含まれます。
デフォルト:オフ(無効)
サーバー挿入時に iDRAC
ルートパスワードを設定する
サーバーを挿入したとき、サーバーの iDRAC ルートパスワードを iDRAC ルートパスワード テキスト ボックスに表示される値に変更するかどうかを指定しま
す。
iDRAC ルートパスワード
サーバー挿入時に iDRAC ルートパスワードを設定すると QuickDeploy を有効 にする がチェックされている場合、シャーシにサーバーが挿入されたとき
に、このパスワードをサーバーの iDRAC ルートパスワードに割当てます。パスワードは、印刷可能な 1~20 文字(スペース含む)で指定します。
確認用 iDRAC ルートパス
ワード
iDRAC ルートパスワード フィールドに入力されたパスワードを確認します。
iDRAC LAN を有効にする
iDRAC LAN チャンネルを有効 / 無効にします。
デフォルト:オフ(無効)
iDRAC IPv4 を有効にする
iDRAC 上の IPv4 を有効にします。デフォルト設定は 有効 です。
IPMI オーバー LAN を有
効にする
シャーシに搭載されている各 iDRAC の IPMI オーバー LAN チャンネルを有効 / 無効にします。
デフォルト:オフ(無効)
iDRAC DHCP を有効にす
る
シャーシに搭載されている各 iDRAC の DHCP を有効 / 無効にします。このオプションを有効にすると、QuickDeploy IP、QuickDeploy サブネットマス
ク、および QuickDeploy ゲートウェイ フィールドが無効になります。これらの設定は、DHCP を使用して各 iDRAC に自動的に割り当てられるため、変更で
きません。
デフォルト:オフ(無効)
iDRAC IPv4 アドレス(ス
ロット 1)を開始する
エンクロージャのスロット 1 に搭載されているサーバーの iDRAC の固定 IP アドレスを指定します。各後続 iDRAC の IP アドレスは、スロットごとにスロット1の
IP アドレスから1ずつ増加します。IP アドレスにスロット数を足した値がサブネットマスクより大きいと、エラー メッセージが表示されます。
メモ: サブネットマスクとゲートウェイは、IP アドレスのように増加しません。
たとえば、IP アドレスが 192.168.0.250 から始まり、サブネットマスクが 255.255.0.0 のとき、スロット 15 の QuickDeploy IP アドレスは
192.168.0.265 です。サブネットマスクが 255.255.255.0 のとき、QuickDeploy 設定の保存 または QuickDeploy 設定を使用して自動入力する
ボタンを選択すると、「QuickDeploy IP アドレス範囲は QuickDeploy サブネット内ではありません」というエラーメッセージが表示されます。
iDRAC IPv4 ネットマスク
新規に挿入されたすべてのサーバーに割当てられた QuickDeploy サブネットマスクを指定します。
iDRAC IPv4 ゲートウェイ
シャーシに搭載されているすべての iDRAC に割当てる QuickDeploy デフォルトゲートウェイを指定します。
iDRAC IPv6 を有効にする
IPv6 を使用できるシャーシに搭載されている各 iDRAC の IPv6 アドレス指定を有効にします。
iDRAC IPv6 の自動設定を
有効 にする
iDRAC が DHCPv6 サーバーから IPv6 設定(アドレスおよびプレフィックス長)を取得できるようにします。また、ステートレスなアドレスの自動構成も有効にし
ます。デフォルト設定は 有効 です。
iDRAC IPv6 ゲートウェイ
デフォルトの IPv6 ゲートウェイが iDRAC に割り当てられるように指定します。デフォルト設定は「::」です。
iDRAC IPv6 プレフィックス
長
プレフィックス長が iDRAC 上の IPv6 アドレスに対して割り当てられるように指定します。デフォルト設定は 64 です。