Users Guide
• ログイン試行回数を指定するには、以下を使用します。
racadm config –g cfgRacTuning –o cfgRacTuneIpBlkFailCount
• ロックアウト失敗回数が生じる必要がある期間を指定するには、以下を使用します。
racadm config –g cfgRacTuning –o cfgRacTuneIpBlkFailWindow
• ロックアウトペナルティ時間の値を指定するには、以下を使用します。
racadm config –g cfgRacTuning –o cfgRacTuneIpBlkPenaltyTime
これらのオブジェクトの詳細については、dell.com/support/manuals にある『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コ
マンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
冗長 CMC 環境について
アクティブ CMC の機能が停止した場合にそれを引き継ぐスタンバイ CMC をインストールできます。冗長 CMC は事前にインストールされている場合が
ありますが、あとからインストールすることもできます。完全な冗長性または最良のパフォーマンスを得るには、CMC ネットワークが適切にケーブル配線され
ていることが重要です。
フェイルオーバーは、次のような場合に行われます。
• RACADM cmcchangeover コマンドを実行。dell.com/support/manuals にある『Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX
RACADM コマンドラインリファレンスガイド』で cmcchangeover コマンドの項を参照してください。
• アクティブ CMC で RACADM racreset コマンドを実行。dell.com/support/manuals にある『Chassis Management Controller for
PowerEdge VRTX RACADM
コマンドラインリファレンスガイド』で、racreset コマンドの項を参照してください。
• ウェブインタフェースからアクティブ CMC をリセット。「電力制御操作の実行」で説明されている 電力制御操作 の Reset CMC オプションを参照し
てください。
• アクティブ CMC からネットワークケーブルを外した場合。
• シャーシからアクティブ CMC を取り外した場合。
• アクティブ CMC で CMC ファームウェアフラッシュアップデートを行った場合 。
• アクティブ CMC が機能していない場合
メモ: CMC フェールオーバーが発生すると、すべての iDRAC 接続およびすべてのアクティブな CMC セッションがログオフされます。セッショ
ンからログオフしたユーザーは、新しいアクティブ
CMC に再接続する必要があります。
スタンバイ CMC について
スタンバイ CMC はアクティブ CMC と同一で、そのミラーとして維持されています。アクティブ CMC とスタンバイ CMC には共に同じファームウェアリビジョン
がインストールされている必要があります。ファームウェアリビジョンが異なる場合、「冗長性劣化」として報告されます。
スタンバイ CMC はアクティブ CMC と同じ設定とプロパティを引き継ぎます。両方の CMC のファームウェアリビジョンは同じである必要がありますが、スタン
バイ
CMC に設定を全く同じにする必要はありません。
メモ
: CMC の取り付けについては、『VRTX
オーナーズマニュアル』を参照してください。スタンバイ CMC への CMC ファームウェアのインストー
ル手順については、「ファームウェアのアップデート」を参照してください。
CMC フェイルセーフモード
PowerEdge VRTX エンクロージャは、サーバーと I/O モジュールを機能停止から保護するためにフェイルセーフモードを有効化します。フェイルセーフモー
ドは、
CMC がシャーシを制御していないときに有効になります。CMC フェイルオーバー期間、または単一 CMC 管理機能喪失中は、次の状態になりま
す。
• 新しく取り付けたサーバーに電源投入できない。
• 既存のサーバーにリモートでアクセスできない。
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CMC のインストールと設定