Users Guide
Dell 機能カードには、複数の機能が含まれている可能性があります。Dell 機能カードに含まれる機能をシャーシで有効にすると、その Dell 機能カードに含まれている可能性がある他の機能は、別の
シャーシで有効にすることはできません。racadm 機能の -s コマンドは、影響される機能について以下のメッセージを表示します。
エラー:SD カード上のひとつまたは複数の機能が他のシャーシで有効です。
RACADM コマンドの詳細については、『Command Line Reference Guide for iDRAC6 and CMC』の feature およびfeaturecard コマンドの項を参照してください。
FlexAddress の無効化
RACADM コマンドを使用して、SD カードをインストール前の状態に戻し、FlexAddress 機能を無効にすることができます。ウェブインタフェースでは、無効にする機能は提供されません。無効にする
と、SD カードを元の状態に戻し、別のシャーシ上に装着し、有効にすることが可能になります。
カードが装着されていない状態、または異なるシャーシのカードを装着した状態で無効化コマンドを実行した場合、機能は無効化されますが、カードに変更は加えられません。
FlexAddress の無効化
FlexAddress 機能を無効にし、SD カードを復元するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm feature -d -c flexaddress
コマンドを実行し、無効化が正常に完了すると、次のステータスメッセージが返されます。
シャーシ上の FlexAddress 機能の無効化に成功しました。
コマンド実行前にシャーシの電源を切らなかった場合、コマンドは失敗し、次のエラーメッセージが表示されます。
エラー:シャーシの電源がオンのため、機能を無効にすることはできません。
コマンドの詳細については、『Command Line Reference Guide for iDRAC6 and CMC』の feature コマンドの項を参照してください。
CLI を使用した FlexAddress の設定
コマンドラインインタフェースを使用して、ファブリックごとに FlexAddress を有効または無効にすることができます。また、スロットごとに、機能を有効/無効にすることも可能です。ファブリックごとに機
能の有効化を行った後、有効にするスロットを選択できます。たとえばファブリック-A のみが有効化されている場合、有効化されたスロットは全て、ファブリック-A でのみ FlexAddress が有効になりま
す。その他のファブリックは、工場出荷時に割り当てられた WWN/MAC をサーバー上で使用します。この機能が動作するには、ファブリックを有効にし、サーバーの電源を切る必要があります。
FlexAddress が有効なスロットは、すべてのファブリックでも有効になります。たとえば、ファブリック-A および B を有効にし、ファブリック-A のスロット1で FlexAddress を有効にして、ファブリック-
B のスロット1で無効にすることはできません。
ファイブリック上で有効または無効にするには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm setflexaddr [-f <ファブリック名> <状態>]
<ファブリック名> = A、B、C、または iDRAC
<状態> = 0 または 1
0 は無効、1 は有効を示します。
スロット上で有効または無効にするには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm setflexaddr [-i <スロット番号> <状態>]
<スロット番号> = 1~16
<状態> = 0 または 1
0 は無効、1 は有効を示します。
コマンドの詳細については、『Command Line Reference Guide for iDRAC6 and CMC』の setflexaddr コマンドの項を参照してください。
Linux 向け FlexAddress の追加設定
Linux ベースのオペレーティングシステム上で、サーバー指定の MAC ID からシャーシ指定の MAC ID に変更する場合は、追加の設定手順が必要となる場合があります。
メモ: SD カードは、物理的に CMC に取り付ける必要があります。また、無効化コマンドを実行する前には、シャーシの電源を切る必要があります。
メモ: シャーシ指定の MAC アドレスを iDRAC に出力するには、スロットとファブリックの両方を有効にする必要があります。
メモ: グラフィカルユーザーインタフェースを使用して FlexAddress ステータスを表示することもできます。詳細については、FlexAddressを参照してください。