Users Guide
3. テキストのみのエディタ(オプション)を使用して設定ファイルを変更します。設定ファイルに特殊なフォーマット文字を使用すると、RACADM データベースが破損する可能性があります。
4. 新しく作成した設定ファイルを使ってターゲット CMC を変更します。
コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
racadm getconfig -f myfile.cfg
5. 設定されたターゲット CMC をリセットします。コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
racadm reset
getconfig -f myfile.cfg サブコマンド(手順 1)は、アクティブ CMC の設定を要求し、myfile.cfg ファイルを生成します。必要に応じて、ファイル名を変更したり、別の場所に保存することができま
す。
getconfig コマンドを使用して、次の操作を実行できます。
l グループのすべての設定プロパティを表示する(グループ名とインデックスで指定)
l ユーザーのすべての設定プロパティをユーザー名別に表示する
config サブコマンドは、この情報をその他の CMC にロードします。サーバー管理者は config コマンドを使ってユーザーとパスワードのデータベースを同期します。
CMC 設定ファイルの作成
CMC 設定ファイル <ファイル名>.cfg をracadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドと併用してテキストファイルを作成します。このコマンドを使うと、(.ini ファイルに類似した)設定ファイルを
作成し、このファイルから CMC を設定することができます。
ファイル名は自由に指定できます。ここでは拡張子 .cfg を付けて説明していますが、その必要はありません。
RACADM は、CMC に初めてロードされたときに .cfg をパースして有効なグループとオブジェクト名が存在し、簡単な構文に適合していることを確認します。エラーには、検出された行番号のフラグと、
その問題を説明したメッセージが付きます。正確性についてファイル全体がパースされ、すべてのエラーが表示されます。.cfg ファイルにエラーが発見された場合は、CMC への書き込みコマンドは送
信されません。ユーザーは、設定を行う前に、すべてのエラーを訂正する必要があります。
設定ファイルを作成する前にエラーをチェックするには、-c オプションを config サブコマンドで使用します。-c オプションを使うと、config は構文を確認するだけで、CMC への書き込みは行いませ
ん。
.cfg ファイルを作成するときは、次のガイドラインに従ってください。
l パーサーがインデックス付けされたグループを見つけた場合、さまざまなインデックスの違いはアンカー付きオブジェクトの値で示されます。
パーサーは、CMC からそのグループのすべてのインデックスを読み取ります。グループ内のオブジェクトは、 CMC が設定されたときに修正されたものです。修正されたオブジェクトが新しいイ
ンデックスを表す場合、設定中 CMC にそのインデックスが作成されます。
l ユーザーは .cfg ファイルの必要なインデックスを指定できません。
インデックスを作成したり、削除することができます。時間と共に、使用済みおよび未使用のインデックスでグループがフラグメント化される可能性があります。インデックスが存在する場合は、変
更されます。インデックスが存在しない場合は、最初に使用できるインデックスが使用されます。この方法では、管理しているすべての CMC 間でインデックスの一致をとる必要がないので、イン
デックスエントリを柔軟に追加できます。新しいユーザーは、最初に使用可能なインデックスに追加されます。1 つの CMC で正しくパースおよび実行される .cfg ファイルは、すべてのインデッ
クスが一杯で新しいユーザーを追加しなければならない場合に、別の CMC では正しく実行されない場合があります。
l 同等のプロパティを持つ CMC を両方共に設定するには、racresetcfg サブコマンドを使用します。
racresetcfg サブコマンドを使って CMC をデフォルトにリセットして、racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドを実行します。.cfg ファイルに、必要なオブジェクト、ユーザー、イン
デックス、およびその他のパラメータがすべて含まれていることを確認します。オブジェクトとグループの完全なリストは、『Command Line Reference Guide for iDRAC6 and CMC』の
「データベース プロパティ」の章を参照してください。
構文解析規則
l ハッシュ文字 (#) で始まる行はコメントとして取り扱われます。
コメント行は一列目から記述する必要があります。その他の列の「#」文字は単に # 文字として扱われます。
モデムパラメータでは文字列に # 文字が含まれている場合があります。エスケープ文字は必要ありません。racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドで .cfg を生成し、エスケ
ープ文字を追加せずに、racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドを異なる CMC 上で実行します。
例:
#
メモ: getconfig -f を使用して CMC の設定をファイルにリダイレクトする機能は、リモート RACADM インタフェースでのみサポートされています。詳細については、RACADM へのリ
モートアクセス を参照してください。
メモ: getconfig サブコマンドの詳細については、『Command Line Reference Guide for iDRAC6 and CMC』を参照してください。
注意:racresetcfg サブコマンドを使用すると、データベースと CMC NIC は元 のデフォルトの設定にリセットされ、 ユーザーとユーザー設定はすべて削除されます。root ユー
ザーは使用可能ですが、その他のユーザーの設定もデフォルトにリセットされます。