Users Guide
ここで <n> は、1 ~ 6 の数値で IOM(A1, A2, B1, B2, C1, C2)を指定し、<操作>は、powercycleまたは resetのどちらかの実行したい操作を示します。
サーバーに対する電力制御操作の実行
CMC は、ユーザーがシャーシ上の個別のサーバー上で順を追ったシャットダウンなどの電源管理操作をリモート実行できるようにします。
ウェブインタフェースの使用
1. CMC ウェブインタフェースにログインします。
2. システムツリー内の サーバーの概要 を展開し、電力制御操作の対象とするサーバーを選択します。サーバーステータス ページが表示されます。
3. 電源 タブをクリックします。
サーバーの電力管理 ページが表示されます。
4. 電源ステータス は、以下で示すサーバーの電源ステータスを表示します。
l N/A: CMC はサーバーの電源状態を特定できていません。
l オフ - サーバーまたはシャーシのどちらかの電源がオフです。
l オン - シャーシおよびサーバーともに電源がオンです。
l 電源投入中 - 電源オフおよび電源オンの間の一時的な状態です。操作が完了すると、電源状態は オン になります。
l 電源切断中 - 電源オンおよび電源オフの間の一時的な状態です。操作が完了すると、電源状態 は オフ になります。
5. 以下の 電源制御操作 のいずれかのラジオボタンをクリックして選択します。
l サーバーの電源を入れる - サーバーの電源を入れます(サーバーの電源がオフのときに電源ボタンを押す操作と同じ)。サーバーの電源がすでにオンの場合は、このオプションが無
効になっています。
l サーバーの電源を切る - サーバーの電源を切ります(サーバーの電源がオンのときに電源ボタンを押す操作と同じ)。
l 正常なシャットダウン - サーバーの電源を切ってから再起動します。
l サーバーをリセットする(ウォームブート)- サーバーの電源を切らないで再起動します。サーバーの電源が オフ の場合は、このオプションは無効になっています。
l サーバーの電源を入れなおす( コールドブート)- サーバーの電源を切ってから再起動します。サーバーの電源が オフ の場合は、このオプションは無効になっています。
6. 適用 をクリックします。確認を求めるダイアログボックスが表示されます。
7. OK をクリックして、電源管理の操作(サーバーのリセットなど)を行います。
RACADM の使用
CMC へのシリアル /Telnet/SSH テキスト コンソールを開いて、ログイン後、以下を入力します。
racadm serveraction -m <モジュール> <処置>
ここで、<モジュール> はシャーシ内のスロット番号 1~16 でサーバーを指定し、<操作> は実行する操作(電源投入、電源切断、パワーサイクル、正常シャットダウン、ハードリセット を指定し
ます。
110V 動作
電源装置(PSU)には、220V と 110V をメインにして動作する機種もあります。110V の電力は容量が制限されています。したがって、110V の接続が検出されると、シャーシはユーザーが 110V
の電力設定プロパティを変更して動作を承認するまで、サーバー電力の追加要求を許可しません。ユーザーは、使用中の 110V の回路が、承認前にシャーシ設定で必要な電力を供給可能であること
を確認しなければなりません。承認後、シャーシは今後の適切なサーバー電力要求を許可し、利用可能な電源容量を使用します。
ユーザーは、初めてインストールした後、いつでも GUI または RACADM から 110V の承認をリセットできます。電源装置のエントリは、110V 電源が検出されたときと除去されたときに、SEL ログに
記録されます。エントリは、ユーザーによる承認時と非承認時にも、SEL ログに記録されます。
全体的な電力の正常性は、シャーシが 110V モードで動作し、ユーザーがその動作を承認しない場合、少なくとも非重要状態にあります。非重要状態の時は、GUI メインページに警告アイコンが表示
されます。
110V と 220V が混在する動作はサポートされていません。CMC が両方の電圧が使用中であることを検出した場合、片方の電圧が選択され、他の電圧に接続されている電源装置の電源はオフとな
り、故障中と表示されます。
メモ: 電力の管理を行うには、シャーシ制御システム管理者の権限が必要です。
メモ: すべての電源管理の操作は、サーバー®電源管理®管理 ページで複数のサーバーに対して行えます。