Users Guide
単一ドメインのシナリオでオブジェクトを設定するには
1. 関連オブジェクトを 2 つ作成します。
2. 2 つの CMC を表す 2 つの RAC デバイスオブジェクト、RAC1 と RAC2 を作成します。
3. 2 つの特権オブジェクト、特権 1 と特権 2 を作成します。特権 1 にはすべての特権(システム管理者)、特権 2 にはログイン特権を与えます。
4. ユーザー 1 とユーザー 2 をまとめてグループ 1 とします。
5. グループ 1 を関連オブジェクト 1(A01)のメンバ、特権 1 を A01 の特権オブジェクトとして、RAC1 と RAC2 を A01 の RAC デバイスとして追加します。
6. ユーザー 3 を関連オブジェクト 2(A02)のメンバ、特権 2 を A02 の特権オブジェクト、RAC2 を A02 の RAC デバイスとして追加します。
詳細な手順については、「Active Directory への CMC ユーザーと特権の追加」を参照してください。
図8-4 に、複数ドメインの Active Directory オブジェクトの例を示します。このシナリオでは、CMC が 2 つ(RAC1 と RAC2)と、既存の Active Directory ユーザーが 3 つ(ユーザー 1、ユーザ
ー 2、ユーザー 3)あるとします。ユーザー 1 はドメイン 1 に存在し、ユーザー 2 とユーザー 3 はドメイン 2 に存在しています。このシナリオでは、ユーザー 1 とユーザー 2 に両方の CMC へのシ
ステム管理者特権を持つように設定し、ユーザー 3 に RAC2 カードへのログイン特権を持つようにします。
図 8-4複数ドメインでの Active Directory オブジェクトの設定
複数ドメインのシナリオでオブジェクトを設定するには
1. ドメインのフォレスト機能がネイティブまたは Windows 2003 モードになっていることを確認します。
2. 2 つの関連オブジェクト A01(ユニバーサルスコープの)と A02 を任意のドメインに作成します。
図8-4 に、ドメイン 2 のオブジェクトを示します。
3. 2 つの CMC を表す 2 つの RAC デバイスオブジェクト、RAC1 と RAC2 を作成します。