Users Guide
Linux Minicom の設定
Minicom は Linux 用のシリアルポートアクセスユーティリティです。次の手順は、Minicom のバージョン 2.0 の設定に有効です。他のバージョンでは若干異なる場合がありますが、必要な基本設定
は同じです。他のバージョンの Minicom の設定については、「必要な Minicom 設定」を参照してください。
Minicom バージョン 2.0 の設定
1. Minicom の設定ファイルがない場合には、次の手順に進んでください。
Minicom の設定ファイルがある場合は、minicom <Minicom の設定ファイル名> と入力し、「手順13」に進みます。
2. Linux コマンドプロンプトで、minicom -s と入力します。
3. シリアルポートのセットアップ を選択し、<Enter> を押します。
4. <a> を押して、該当するシリアルデバイスを選択します(例: /dev/ttyS0)。
5. <e> を押して、速度 / パリティ / ビット のオプションを 115200 8N1 に設定します。
6. <f> を押して、ハードウェアフロー制御 を はい に設定し、ソフトウェアフロー制御 を いいえ に設定します。
シリアルポートの設定 メニューを終了するには、<Enter> を押します。
7. モデムとダイヤル を選択して、<Enter> を押します。
8. モデムダイヤルとパラメータの設定 メニューで、<Backspace> をクリックして init、reset、connect および hangup 設定をクリアして空白にし、<Enter> をクリックして各空白値を保
存します。
9. 指定のフィールドをすべてクリアする場合は、<Enter> を押して モデムダイヤルとパラメータのセットアップ メニューを終了します。
10. セットアップを config_name として保存 を選択して、<Enter> を押します。
11. Minicom から終了 を選択して、<Enter> を押します。
12. コマンドシェルプロンプトで、minicom <Minicom の設定ファイル名> と入力します。
13. <Ctrl+a>、<x>、<Enter> を押して、Minicom を終了します。
Minicom ウィンドウがログイン画面を表示するか確認します。ログイン画面が表示されたら、正しく接続されています。これでログインの準備が完了し、CMC コマンド ライン インタフェースにアクセスで
きます。
必要な Minicom 設定
「表3-3」に従って Minicom を設定します。
表 3-3Minicom設定
接続コマンドでサーバーまたは I/O モジュールに接続する
メモ: 最適な結果を得るには、cfgSerialConsoleColumns プロパティをコンソールの列数に一致するように設定します。プロンプトは 2 列分とることに注意してください。たとえば、80 列の
ターミナルウィンドウでは、次のように入力します。
racadm config -g cfgSerial -o cfgSerialConsoleColumns 80
設定の説明
必要な設定
速度 / パリティ / ビット
115200 8N1
ハードウェアフロー制御
はい
ソフトウェアフロー制御
いいえ
ターミナルエミュレーション
ANSI
モデムダイヤルとパラメータの設定
初期化、リセット、接続、切断 設定をクリアして空白にします。